TOP > オートレース > 天野記者の『オートレースNOW』Vol.11

オートレース

一覧へ戻る

オートレース

2018/04/17

Yasuhiko Amano

天野記者の『オートレースNOW』Vol.11

天野記者の『オートレースNOW』Vol.11

33期の女子選手7人が2017年7月~8月にデビューしてから10ヶ月余りが経つ。2016年10月12日のオートレース選手養成所の入所式、2017年7月3日の同卒業式。そして、デビュー戦から現在までをズッと取材してきた。
泣いたり、笑ったり、叱られたり、褒められたりの日々。デビュー後の成績には当然、差が出ている。夢、希望、チャレンジ……様々な形容詞がつく7人は今、何を思うのか?

No.1の成績を挙げているのは金田悠伽(浜松33期)だ。計9勝は断トツの数字。2018年に入ってからは4月4日までに計26走で、1着=7回、2着=3回、3着=2回と、半数近い12走で車券に絡んでいて、優出も視野に入ってきた印象を受ける。
「コースを外さないように、ミスをしないようにと心掛けて走っている」
日々の取り組みが、着実に結果に出始めた。
師匠の齋藤正悟(浜松24期)も金田のスキルアップを認める。
「徐々に成長している。最初はグリップの開け方、コース取りがバラバラだったが、良くなってきた」
また、スタートも決まり始めた。もちろん、まだまだ課題はある。
「最後まであきらめずに集中して欲しい。練習でもやめたい時に、さらにもう1周、2周回れと、言っている」
齋藤の指摘通り、6周回を乗り切るには体力が必要。これを金田は真摯に受け止める。
「レースで疲れると最後に抜かれてしまう。体力は付けたい。練習では6周以上を回りたいし、オフには筋トレが習慣」と、自覚している。練習、レースを通じて、「いかに車速を落とさずに回るか。向きもシッカリさせたい」とも意気込む。


金田悠伽

高校3年の時、浜松オート場で初めて観たオートレースにしびれ、選手を目指した。現在、浜松の実家にあるのは軽自動車だ。
「1着をたくさん獲って、大きい車に乗りたい」
その夢が叶うのはそう遠くはないだろう。

12

ページの先頭へ

メニューを開く