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2020/05/19

Koichi Moriizumi

『森泉宏一の実況天国』Vol.32

『森泉宏一の実況天国』Vol.32

☆富裕層を狙った“超高級”観覧席
(東京ドームのラウンジ席やバルコニー席のような施設)
お金を持っている人にはたくさん使っていただく
その収益を施設のさらなる整備に回せる
それによって多くの人々に還元される

☆スタンド最上階にレース場を一望できるパーティールームのような部屋
(レース非開催日には会議室やパーティーイベントとしての貸出など)

☆子どもたち向けにスタンドの一角にプールを設置し、泳ぎながらレース観戦
(常設でなくても、夏休み期間限定での設置など)

☆レースのグレードによって特観の価格変動制のさらなる導入
(例えば通常5,000円の席が→SG優勝戦では10,000円に変動など)

席以外では下記のような施設も。
◎競技だけにとらわれない施設
・フットサルコートやバスケットコート、スケートボード施設を整備
・貸出による収益の確保や交流人口の増加
・レース場に入ってもらうことで敷居の高さを取り除き、競技にも興味を抱いていただく
・ホテル並みにキレイなトイレ(特に女性用)

◎伊勢崎オート並の大型ビジョンを全てのレース場に導入
・選手の姿をさらにカッコイイものとして魅せる演出
・BGMも含めて、“高揚感”や“非日常”を感じていただく

今、世界のスポーツスタジアムで多いのは複合型施設を兼ね備えた競技場です。
試合日はもちろん、試合のない日もいかにして収益を上げるか。
スポーツイベント以外の稼働率を高め、収益を上げていく仕組みです。
ヨーロッパのあるサッカースタジアムではショッピングモールが併設。
メジャーリーグのトロント・ブルージェイズの球場にはホテルが併設されていたりします。
個人的にはレース場に宿泊してみたい!
ちなみに数年後、玉野競輪場では選手宿舎兼用でこのスタイルが実現されます!

元々、競技自体に興味のない方々にも使用していただくこと。
これが競技場、競技に親しみを抱き、いかに足を運んでいただけるかに繋がります。

そして、設備以外ではネーミングライツの導入。
チャリ・ロトさんが
『チャリロトバンクひろしま』として広島競輪の命名権を取得されたように、レース場の名前を買い取る手法です。
さらにスポーツスタジアムで多い形ですが、ボックス席などの指定席にも企業名を入れる方法もあります。

素人が生意気にも書いてしまいましたけれども、全てはより良いレース場になって欲しいため。
居心地が良く、レース場に長い時間滞在していただきたい。
長く滞在していただくことで、飲食関係の売上にも繋がるはずです。

最初にお伝えしたように。
これらは法律や決まり、予算などを無視した、あくまで『夢のお話し』です。
もっと「こうなって欲しい」というものはたくさんありますが。
温浴施設が欲しい!など(笑)、それは改めての機会に。

川口オートの完成形がより良いものになることを願いながら、今回のコラムを締めたいと思います。

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