TOP > コラム > 『森泉宏一の実況天国』Vol.43

コラム

一覧へ戻る

コラム

2020/11/15

Koichi Moriizumi

『森泉宏一の実況天国』Vol.43

『森泉宏一の実況天国』Vol.43

先日、川口オートで行われたSG第52回日本選手権オートレース。
みなさんの記憶でも新しいことかと思われますが、森且行(川口25期)選手がSG初優勝!
通算4回目のSG優勝戦での悲願。
しかも「一番、獲りたいタイトル」、「夢」と、語っていた日本選手権での初タイトルでした。

当日、現地組の話しによると、川口は歓喜の渦に包まれたそうです。
「夢が正夢」になった瞬間。
優勝インタビューでの「やっと約束が守れて良かった」という言葉が印象的。
涙した人も多かったことでしょう。

デビュー24年目でのSG制覇はオートレース史上最も遅い記録ですが。
ケガなど、幾多の困難を乗り越えての栄冠。
オートレースファンはもちろん、優勝の話題で持ち切りとなったのですが……。
驚いたのは連日ワイドショーなどでも、この優勝が大々的に取り挙げられました。
本当に様々な番組で「オートレース」という言葉が飛び交ったこと。
この出来事に非日常を感じたオートレースファンも少なくないでしょう。

実際に『チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース』におきましても。
森選手の優勝から興味を持って、初めて番組を観たという方もいらっしゃいました。
「これが森選手効果か!」と、改めて感じた出演陣。
これを機に、さらにオートレースが広がり、知っていただけたら。
これ以上に嬉しいことはありません。

そして、森選手が優勝を決めた時、私はある出来事を思い出したのです。
森選手と言えば。
これまで全国様々な場所で精力的にトークショーを行っています。
オートレースを広め、支えてきた功労者。
あれは昨年9月のこと。
山陽オートで、最終日のレースを終えた森選手はその足でナイター開催のボートレース下関へ。
そして、その日の夜に行われたトークショーに出演されました。
これには本当に頭が下がる思いでした。
過去にも忙しいスケジュールの合間を縫っての出演が度々あったそうですが。
嫌な顔を一つせず、現地へ出向き、少しでもオートレースを観戦していただこう、知っていただこうと、活動されていたそうです。
そんな方の夢が報われて、グッと、くるものがありました。

12

ページの先頭へ

メニューを開く