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2024/02/25

P-Navi編集部

【SG全日本選抜オート】金子大輔が9年ぶりSG制覇

【SG全日本選抜オート】金子大輔が9年ぶりSG制覇

2024年2月25日 川口オート
SG第37回全日本選抜オートレース(最終日)

2024年オートレースのSG開幕戦となる今シリーズ。今年から6日間の開催に変更となり、初日は良走路でスタートしたものの、2日目からは連日の雨により湿走路での予選争いに。5日目・準決勝戦は一転して晴天に戻り、良走路へ回復したものの、最終日は再び朝から冷たい雨が降る日替わりのコンディションに、選手は対応に追われた。
今シリーズも注目を集めたは、ランク1位・2位の「2強」である鈴木圭一郎と青山周平。ともに優勝戦に進出し、鈴木は初日から唯一の5連勝で2年連続完全優勝での大会連覇に王手、一方の青山は昨年8月のSGグランプリから史上2人目のSG4連覇に王手をかけた。
晴雨ともに乗りこなす総合力が問われるだけに、金子大輔、荒尾聡、中村雅人、有吉辰也ら実力者も安定した動きで優出。さらに、今節のポスターモデルを務めた黒川京介、佐藤摩弥も悲願のSG初優勝を目指して、優勝戦に進出。今年最初のSGタイトルをめぐる激戦が予想された。

※準決勝戦レポートはこちら

SG第37回全日本選抜オートレースの優勝戦出場選手紹介

【12R=優勝戦】
*10周回5,100m 0mオープン戦
湿走路=走路温度6度
1/鈴木圭一郎(浜松32期)3.52
2/金子大輔(浜松29期)3.53
3/青山周平(伊勢崎31期)3.55
4/黒川京介(川口33期)3.62
5/荒尾聡(飯塚27期)3.57
6/中村雅人(川口28期)3.56
7/有吉辰也(飯塚25期)3.53
8/佐藤摩弥(川口31期)3.55
※右数字は試走タイム

朝から降っていた小雨は止まず、気温も4度のまま。試走は3.52で鈴木がトップタイム。3.53で金子、有吉が同タイムで続き、青山は佐藤摩と並ぶ3.55をマークした。
スタンドからの大歓声が響く中、優勝戦がスタート。青山がタイミング0.02のトップスタートを切るも、内から金子が盛り返して、スタート争いを制すると、後続の争いを尻目にリードを保ったまま、金子が逃げ切り優勝のチェッカー。優勝戦出場選手紹介から優勝宣言をしていたように、有言実行の優勝劇。金子のSG優勝は、2015年の全日本選抜オートレース以来、9年ぶり。通算3回目のSG優勝で、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦への出場一番乗りを決めた。

■レース展開
全日本選抜オートレースの優勝戦のスタート

全日本選抜オートレースの優勝戦の1周回2コーナー

全日本選抜オートレースの優勝戦の4周回

全日本選抜オートレースの優勝戦の9周回

全日本選抜オートレースの優勝戦の最終周回

全日本選抜オートレースの優勝戦のゴール

スタートは青山が3枠から飛び出すが、金子がインから盛り返して、1周回2コーナーで先頭に立つ。2番手に青山で、2周回2コーナーで有吉が荒尾、鈴木をかわして3番手に浮上する。抜け出した金子は後続との差を広げていく中、2番手は青山、有吉、鈴木の争いが続く。4周回目に鈴木がインを狙うと、さらに内を有吉が入って、2番手に有吉、3番手に鈴木に態勢が変わる。金子は大きくリードを広げて、独走のまま優勝チェッカー。9周回目に鈴木が有吉をかわして2着、3着に有吉が入線した。

【SG全日本選抜オートレース・優勝戦】
2連単2-1 1,340円(6番人気)
3連単2-1-7 3,820円(13番人気)

優勝の金子大輔
優勝/金子大輔(浜松29期)
競走車名:サンクチュアリ
ランク:S3
競走タイム:3.547
今節成績:1着・1着・1着・2着・1着・1着
次走出場予定:川口G1(3月6日~10日)

久々で、こんなにも気持ちいいものだと思いませんでした。
いつも青山(周平)君や(鈴木)圭一郎に毎回獲られていて、同じ選手として思うところがあったので、その二人が乗っているレースで勝ててうれしいです。
今回は比較的、晴より雨の方が良かったので、恵みの雨になりました。
試走も良かったと思います。最近はあまり緊張しなくなっていて、普段、一生懸命やっているつもりなので、それでダメならダメで、もっと努力しようという気持ちでいたら、あまりスタートラインでも緊張せずに切れました。
青山君が(スタートで)出たので、さすがだなと思いました。でも、チャンスがあればと。(勝因は)最初の1、2コーナーですね。
あまり早くビジョンを見ると疲れるので、周回板もビジョンも途中まで見ないようにしていたのですが、もう6周くらい走ったかなと思ったら、まだ3周くらいしか走っていなくて、長かったです。
エンジンは乗りやすくて、後ろも離れていたので、大きく滑らせないようにと思っていたら、2回くらい滑らせてしまいましたね。
でも、今日のエンジンなら20周でも走れました。
昔は川口が苦手で、いつも惨敗していましたが、消音マフラーに変わってから、何か相性が良いです。
(スーパースター王座決定戦トライアルの出場は)ひとつの目標でもあるので、権利を取れたのはすごく大きいですね。
次のレースも1着が取れるように、ケガ無く、お客さんに楽しんでもらえるように、精いっぱい走りますので、オートレースをよろしくお願いします。

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SGレース優勝戦得点表
着順 得点
1着=金子大輔(確定)
2着=鈴木圭一郎(10点)
3着=有吉辰也(8点)
4着=黒川京介(7点)
5着=青山周平(6点)
6着=荒尾聡(5点)
7着=中村雅人(4点)
8着=佐藤摩弥(3点)

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