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2018/03/02

Yuji Yamada

“帝王”山田裕仁の競輪哲学 Vol.19

“帝王”山田裕仁の競輪哲学 Vol.19

「しがらみ」とは一体、何なのでしょうか?
アメリカの銃社会の問題は今まで何度も、何度も、聞いてきたことです。先月も銃乱射事件があり、高校生が犠牲になる悲しい事件が起こってしまいました。私たち日本人は銃規制さえしてしまえばと、考えるのですが、アメリカでは自分の身を守る為に銃は必要だという考えも根強くあるようです。それでも、誰もが銃を持たない世界になれば、少なくともこのような銃乱射事件は起こらなくなるはずですよね。それが分かっているにも関わらず、銃規制が行われない何かとは?

私のホームバンクは大垣競輪場でした。大垣競輪場も売り上げを伸ばす努力をするよりは経費削減。それで利益を出し、継続していくという考えの運営方法だったのでしょう。若いお客様にも喜んでいただけるように、誰でも店名を知っている小洒落た飲食店を入れて欲しいと思っても、話しは全く進みません。それは既存する場内の飲食店には組合があり、組合員は当たり前のことながら選挙権を持っています。そう、議員さん側からは大事な支持者な訳で、 そういう「しがらみ」も見え隠れしているのは否めませんよね。
東京都知事選にて「表に見やすい政治」を主張していたように、もっと全てにおいて表面化できる政治にして欲しいですよね。そのような改革に挑むということはかなり難しいことであります。相撲協会でも話題にはなりましたが、改革派に身を置く人間は苦戦するもの。競輪界においても本当の意味で改革派になって、改革を進めていくとは本当に難しいことになります。
現役選手の立場から離れたことで、色々と見えてくることもありますが、部外者ですから何かと改革に力を入れるということは難しい立ち位置に。しかし、疑問に思えることは多々ある訳ですから、良き方向に進めるべきことは勇気を持って行動したい。そのような改革派が増えてほしいものです。

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