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2018/05/22

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.4

競輪に夢CHU Vol.4

みなさま、こんにちは!グラビア車券師・桜井奈津です。
キャッチフレーズって、キャラクターが分かりやすくていいなぁと、思います。
先日の川崎記念のトークショーでご一緒した後閑信一さんは“ボス”という愛称もありますが、かつてその見た目の雰囲気から古舘伊知郎さんの実況で“全国のヤンママのアイドル”と、名付けられたそうです。

競輪界でさかのぼっていくと。
☆高原永伍さん=“逃げの神様”
☆中野浩一さん=“Mr.競輪”
☆井上茂徳さん=“鬼脚”
☆滝澤正光さん=“怪物”
☆山口健治さん=“江戸鷹”
☆吉岡稔真さん=“F-1先行”
☆坂本勉さん=“ロサンゼルスの超特急”
などなど。

醸し出す雰囲気、または競走スタイルからついた印象に残るフレーズ。そして、彼らが対決するメインのバトルシーンでも実に印象的な見出しで飾られたものです。東の横綱(神山雄一郎さん)VS西の横綱(吉岡稔真さん)なんて、とってもワクワクしますよね。
最近、以前に発行された『月刊競輪』や過去の選手名鑑を入手して熟読しています。これらは今となっても選手のみなさんのキャラクター像が非常によく浮かび上がってくるもので、それを実感しながら心底から楽しんでいるのです。

インタビューや記事の中では、もっと選手それぞれの個性が発信されていて、性格や得意な戦法などが印象的な言葉で表現されるようになれば、覚えやすく応援しやすいのかも知れません。グレードレースだけでなく、F1やF2開催でも、選手にもっともっとスポットライトが当たるような工夫を凝らせるんじゃないかなと。選手と競走を毎回、リンクさせていくと、レース検討もより深くなって楽しめるはずだと思うんです。

先日、向日町競輪へ行った時に、おじさまが「おいっ、7番!」と、野次(声援)を送っているのを聞き、寂しい気持ちになったものです……。
競輪は記憶のギャンブルである、とも言われます。
現在、約2,400人いる競輪選手、全員の名前を完璧に覚えるのは確かに難しいこと。でも、せっかくレースを観たのならば、その選手がどんなレースをしたかを少しでも記憶に残せたら、次の予想につなげることができるはずだと思うのです。

そんな想いもあって、私はなるべく本場では選手の名前を呼んで応援するようになりました。この(車券の)想い届けえぇー!という気持ちはもちろんですが、自分にその選手の競走と名前を少しでも刻み込むために。

競輪という映画の中で、登場人物(出走選手)のキャラクター像、そのキャラクターたちとの思い出(レース)の積み重ね。そして、その物語がこれからも続いていく楽しみ方。キャラクターたちの個性がもっともっと発信され、それぞれのファンが増えたら、物語がより盛り上がっていくイメージが膨らみます。
車券の検討はいつだって真剣なのはもちろんですが、私はこれからも続いていくそのキャラクターたちがつむぎ出す“それぞれの物語”に夢CHUです。

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

KEIRIN GP 2018 静岡アンバサダー

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち25場(2018年2月5日現在)

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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