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2019/02/19

Sakura Kimihara

恋して競輪ハンター

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恋して競輪ハンター 30 Hunthig

2月8日から別府競輪場で行われたG1第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪。私は川崎競輪場のチャリロトプラザで4日間、ニコ生の中継をしながら観戦しました。都内ではこの1節の間に2度も雪が降る真冬の寒さ。現地ではないものの、この時期のレースはきっと寒さとの戦いもあるのだろうと悠に想像ができました。加えて「別府競輪は凄く風が強いんだよ」と、放送中に教えていただいていたのですが、観ていると本当に刻々と変わるバンクコンディションで、レース展開も大きく変わってくるっ!風がなければ逃げも決まるし、風が強いと中団を取っても自転車が全く前に進まない……。私はこの別府競輪場独特の強風を“べっ風”(*読み方は「べっぷう」です)と、呼ぶことにしましたが、ニコ生リスナーさんには苦笑され、あまり浸透しませんでしたけれども(苦笑)。

“べっ風”を読むことが競輪予想のポイントになると4日間を通して感じました。ただ、それは決死って簡単ではありません。風速、風向き、仕掛けのタイミングは時間と共に変わっていきます。一瞬のタイミングを間違えただけで、力上位の選手でも負けてしまうような競走も数多くありました。また、逃げて強い選手でも最後は失速してしまったり、風の影響による波乱もあったように思います。でも、この難しさは裏を返せば面白さであることに間違いはありません!屋外のバンクでもオールシーズン行われる競輪は自然との戦いもあり、その奥深さを改めて思い知りました。

そして、そんなバンクコンディションの中、積極的に仕掛けた選手、そのラインが良い結果に結びついたことが多かったようにも感じます。G1の舞台で、悪条件でも仕掛けるというのはどれだけの勇気がいるのだろうと思うと、胸が震えます。それがさらに勝ち上がり戦だとしたら、もうたまりませんっ!その仕掛けが仮にそのレースの勝ちに結びつかなくても、これからも応援したいと思わせてくれました。

今、本場開催している43の競輪場のうち、前橋競輪場と小倉競輪場以外の41場が屋外の競輪場です。別府と同じように海の近くにある競輪場、山の中にある競輪場など、その立地はもちろんのこと。四方をスタンドや建物に囲まれた造りなのかなど、バンクを囲む構造によっても風向きや強さは変わっていきますよね。さらに季節、天候、時間によってもバンクの中の条件は変わります。その競輪場の、その時間は、どんなバンクコンディションなのか知りたいところですが、私たち競輪ファンはいつだって金網の外。中の状況を身をもって体感することは不可能。それでは、バンクの中の状況を知るためには、どうしたらいいのか?レース後の選手コメントを確認したりするのはもちろんですが、噴水の水の波紋や草花の揺れ動きなんかをマジマジと、観察してみるなんていうのも良いかも知れません。
予想の判断材料は出走表に書いてあることだけではありません。競輪ハンターとしてはできるだけ確実に狩りをするために、狩場の状況を把握するのも大切なこと。目に入るありとあらゆるものを参考に、的中に結びつけたいですね!

【略歴】

木三原さくら(きみはら・さくら)

1989年3月28日生 岐阜県出身

2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に
競輪を自腹購入しながら学んでいく
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり
好きな選手のタイプは徹底先行
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている

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