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2019/12/01

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.20

競輪に夢CHU Vol.20

みなさん、こんにちは!桜井奈津です。

道を歩いていると、柿が目に留まりました。季節を感じると共に、フッと、幼い頃の学芸会の記憶が思い出されました。それは小学校2年生の時。『さるかに合戦』で、私は子ガニの役であったことです。

台詞(せりふ)はわずか二言だけでしたが、大勢の前でお芝居をするという初めての経験。また、『猿にお母さんを殺されて敵討ちへ』という内容に、子供ながらに「自分だったらどうするか?」と、非常に悩んで、苦しんだのをよく覚えています。

誰しも、初めてしたことは、記憶に紐付けられた色や形や匂いが鮮明にあって、濃いものになっているのではないでしょうか。美しさや華々しさ、苦しんだ泥臭さ。それぞれが素敵だと思います。

ちなみに私が初めて行った競輪場は岸和田競輪場でした。プレゼンターとしてのお仕事で、伏見俊昭(福島75期)選手に花束を渡しました。ですから、初めて間近で見た競輪選手は伏見選手ということになります。

また、応援している平原康多(埼玉87期)選手から初めてサインをいただいたのは取手競輪場でした。2017年のG1全日本選抜競輪を平原選手が優勝した際に、サインしていただいた名刺入れと平原選手が使った油性ペンはジップロックに入れ、私の競輪博物館(=自宅)に保管しています(笑)。

話は逸れてしまいましたが、選手のみなさんにとっても、初めてのレース、初めての勝利、初めての優勝……といったものは、価値ある印象深いものと言えるでしょう。

先日のG1競輪祭ではG1初出場の武藤龍生(埼玉98期)選手が初日に1着となり、G1初勝利を挙げましたね。私も現地でシッカリと、観ることができました。武藤選手は今年5月に静岡競輪場でS級初優勝を達成しています。その時も私は本場で観ていました。そうした『特別な瞬間を同じ空間で共有できること』は嬉しいものです。本場にて生でレースを観ているからこその醍醐味だと思えます。

誰かの夢が叶う瞬間と空間をも共有できるという幸せ。それが競輪場にはあるのだと思います。

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

KEIRINグランプリ2018 静岡アンバサダー

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち31場制覇(2018年9月20日現在)

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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