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2020/10/21

Koichi Moriizumi

『森泉宏一の実況天国』Vol.41

『森泉宏一の実況天国』Vol.41

『準備9割、本番1割』
これはかつてあの松井秀喜さんが発した言葉です。
仕事をするようになって、年々、この言葉の重要性を感じるようになりました。
特に初めての仕事をする時には、より実感するものです。

先日、松戸競輪で開催された『G3燦燦ムーンナイトカップ』。
こちらの決勝進出選手インタビューを担当させていただきました。

実は競輪関連の仕事はこれが初めて。
正直に申しますと、競輪に関してはまだまだ未熟な身。
そうなると松井秀喜さんではないですが、ここは“準備”で補うしかありません。
本番で「何とかなる」はあり得ない。
準備次第で、心の余裕が変わってくる。
準備に要した時間が自信につながる。
準備をした者だけが「何とかなる」のだと、思っています。

知らないなりに調べものなどして、当日は何とか形にはなりました。
初めての機会を作っていただいた関係者の皆様に、この場を借りて、改めて御礼を申し上げます。

初日から3日目までは大雨。
男子は落車も目立つ開催でした。
男子の準決勝11レースではゴールライン付近で6選手が落車するなど、激しい戦いに。
熾烈(しれつ)を極めるシリーズで、決勝まで勝ち上がった選手たち。

ガールズ決勝は石井貴子(千葉106期)選手が児玉碧衣(福岡108期)選手をゴール前でかわして優勝!

最後は8月名古屋のガールズドリームレースを思い出すような展開でしたね!

そして、男子決勝は山本伸一(京都101期)選手がG3初優勝!

今回、インタビューを担当して何よりも感じたこと。
それは有観客の状況が戻ってきたことに対する選手の気持ちです。
インタビューのコメントからも“ファンの前で走れる喜び”端々にその想いが滲み出ていました。
台風の接近も心配されましたが、無事に開催を終えた松戸G3。
今回の案件を機に、私も少しずつ競輪を学んでいけたらと、考えております。

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