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2022/04/03

森泉宏一

『森泉宏一の実況天国』Vol.75

『森泉宏一の実況天国』Vol.75

前回のコラム。ある少年との出会いについて記しましたが、ありがたいことに周囲から好評のお言葉を多数いただきました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

前回コラムはこちら

さて先日、2021年度の公営競技の総車券売上額が、公益財団法人JKAから発表されました。
オートレースは、3月14日終了時点で1,000億円超え。年度内の開催を半月ほど残して、2008年度以来の大台突破となりました。
13年前と異なるのは、ミッドナイトやナイトレース、アーリーレース(別枠開催)の新設です。この別枠開催は前年と比べ、各レース場の日程・売上ともに増加(浜松オート「アーリーレース」は前年実績なし)。
さらに加えて、オフィシャル(4月2日よりAutoRace.JP投票)や民間ポータルによるインターネット投票の普及・充実などが、売上増の主な要因とされています。
また、2016年3月に船橋オートの廃止により、開催場が6場から5場に減った中での1,000億円超え。これは非常に喜ばしいことであります。


売上増の一因となったミッドナイトオートレース

その一方で、この売上額のうち、ミッドナイトやナイトレースといった別枠開催の売上を引いた、通常開催の売上額は13年前とどれくらい変わっているのかも気になるところであります。
早速、JKAホームページにある「広報AUTORACE」にて、今年度と13年前の売上等を比較してみました。比べてみると、果たして手放しで喜んでいいものなのか、という気持ちもあります。
それでも13年前に比べると、インターネットによるレース観戦や車券購入も容易となり、視聴・購入のしやすい環境にあるのは間違いありません。
また近年はYouTube配信における予想番組の拡充もファンにとっては嬉しいところ。私も出演させていただいている「チャリロト劇場『燃えろ!!オートレース』」もその一つ。私の出演当初に比べると、視聴数の増加は目に見えて分かるところで、ありがたい限りです。
現地観戦の良さとインターネット視聴。双方の強みで、さらなる普及・売上拡大を期待したいところであります。

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