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2018/01/25

Sakura Kimihara

恋して競輪ハンター

恋して競輪ハンター

『恋して競輪ハンター』木三原さくら=5 Hunting

1月11日から行われた和歌山記念で、デビューして半年の南潤選手(和歌山111期)が力強い競走で勝ち上がり、決勝まで進んだことはみなさんの記憶に新しいことでしょう。
S級戦2戦目で、しかも初のグレードレース。決勝に乗るだけでも凄いことなのに、3日目の準決勝で番手に付いた村上義弘選手(京都73期)に「先行日本一になる選手だと思う」とまで言わせたことは競輪ファン、及び全国の先行選手の記憶にきっと深く刻み込まれたに違いありません。

2017年7月にデビューした111期の現在を見てみると、S級2班に特別昇級しているのは4名、A級2班が9名、チャレンジが48名。その顔触れを見てみると、やはり、S級やA級に特別昇級した選手は1度ならず名前を見かけたことがある選手たちです。
だが、しかし!!チャレンジにいる111期選手にもまだまだ面白い選手はたくさんいます。今回は111期選手が2人乗った先日の平塚競輪のチャレンジ決勝をご紹介したいと思います。

1月16日から行われた2018年最初の平塚競輪。チャレンジ決勝戦に乗った111期は2人でした。1人は静岡の格清洋介選手。そして、もう1人は神奈川の出澤拓也選手です。格清選手はホーム回数19回、バック回数20回、逃げの決まり18回と新人選手らしく積極的に長い距離を走って勝つ競走が魅力的な選手。対する出澤選手はホーム2回、バック4回、逃げの決まり手はなく、捲りの決まり手が10回、差しも6回、デビュー戦はイン粘りと、ある意味で新人選手らしくない競走をするところがファンの心をくすぐる選手です。共に南関東地区の選手で、2人と共に勝ち上がった南関の選手は出澤選手と同じ神奈川の選手3人。出澤選手は前節、完全優勝しているのでここでも完全優勝して特別昇級を狙いたいところ。そうなるとたとえ先輩が後ろに付いても得意の捲り追い込みで走るはず。この5人でどんなラインの並びになるのかと思ったら、神奈川の選手は分かれて、格清選手の後ろに2人、出澤選手の後ろに1人という別線に。この時点で並びをおかずにご飯2杯はいけますね(笑)。

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