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2018/02/05

Natsu Sakurai

競輪に夢CHU Vol.2

競輪に夢CHU Vol.2

こんにちは!桜井奈津です。
私が競輪に関わるお仕事のスタートは一昨年、2016年の3月でサテライト大阪クイーンとして岸和田競輪場へお邪魔した日になります。その時、今では毎日、ごく当たり前に眺めている出走表を初めて手にしました。以後、なぜか出走表は捨てることなく保管。捨てない理由は私にとって”冒険の書”みたいなものだからではないでしょうか。成長なのかなんなのか、少しずつ書き込む内容も変わってきました。それを改めて見返すだけでもとても面白いんですよね。

前回も書きましたが、競輪は観る人によっても好きなポイントは十人十色で、まさに千差万別。きっと好きな選手も、好きな脚質も、好きなレースも、好きな賭式も、楽しみ方も違います。私の好きを好きなままで伝えることができたらと思う中で、今日は出走表から見つける「好き」についてのお話しになります。

出走表って、ものすごく想像力をかき立てられるアイテムであります。名前と数字が淡々と並んでいるだけの紙かも知れませんが、これが予想のベースになることは言うまでもありません。今はKEIRIN.JPをはじめとしてチャリ・ロトなど、ネット上でも出走表をチェックすることができます。でも、私はやっぱり、紙が一番シックリくるアナログ派です。出走表を目の前に広げて、あれやこれやと考えながらメモ書きしていくと「やるぞぉ〜っ!」と、ギャンブル魂に火が点いていくのは間違いないですから。
シンプルに名前でビビッと、きた選手を推すも良し。ちなみに未練は全くありませんが、私はいまだに初めての彼氏と同じ苗字の選手を毎回絡めて買っていたりなんかします。少し珍しい苗字なので、気になる方は私に直接、聞いて下さいね(笑)。
次に年齢や登録地も忘れずにチェックします。競輪はテクニックも必要な競技ですから若い(体力)からといって勝てるものでもないですし、並びも年齢や登録地が大きく関わってくるからです。また、同じ年齢や同郷の選手を見つけると応援したくなる気持ちが強くなりますね。
そして、競走得点は予想に外せないものですし、決まり手とバック回数も欠かせません……ここを見た時、ちょっと桁の違う選手がいると胸キュンになってしまいます!もちろん、展開次第で戦い方は様々になると思うのですが、自分の脚質を活かそうとした競走をしている場合が多い印象。積極的にいってくれると、応援している方も嬉しいものですよね。そして、何よりも分かりやすいのがバック回数、残り半周で先頭に立った回数になります。
こんな具合に出走表を穴が開きそうなくらいの眼力でチェックしていると、様々な職人(先行職人、捲り職人、マーク職人など)を発見できたり、選手のキャラクターにも興味が湧くもの。どんな選手なんだろう?イメージしては気になる数字や選手には印をつけ、ネットや専門紙のコメントなども参考にして、さらに想像を膨らませていくのです。
散々、妄想した後に本編、要するにレースを観る時には必ず車番と名前をリンクさせます。私はこうして選手を少しずつ覚えると同時に、好きな選手も増えていき、現在進行形で”競輪に夢CHU”になっていることを実感しますね。

個人的には最低限のデータしか掲載されていないシンプルな出走表こそが妄想力を極めるものだと思っています。どこを中心に見るか?その中で気になる数字を見つけたら、専門紙やネットで調べてトコトン追求する。その繰り返しがとても楽しいので、私は出走表を眺めている時間が至福な競輪女子です。

みなさんも”出走表萌え”していますか?

【略歴】

桜井奈津(さくらい・なつ)

1988年9月5日生

愛知県出身

青山学院大学経済学部中退

ミス東スポ2016グランプリ

旅打ちが好き

全場制覇の旅は現在43場のうち25場(2018年2月5日現在)

帰りの交通費がなくなるとsuicaをみどりの窓口で返却

デポジット500円を手に入れるという特技をよく使っている

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