<地域密着型に進化し多くの観客を魅きつけた>日本を縦断する国際サイクルロードレース「第21回ツアー・オブ・ジャパン」(中編)
第四ステージも地域色豊か、前日と一転して雨のステージとなった
第4ステージは岐阜県美濃市。『重要伝統的建造物群保存地区』に指定された「うだつ」が並ぶ伝統的な街並みからパレードがスタートし、21.3kmの周回コースを6周半、139kmで競われる。獲得標高は1218mで、他と比べると登坂が少なく、スプリント勝負に持ち越されることも多く、スプリンターたちに見せ場のあるステージだ。
この日は雨。気温は17度と低く、前日までの暑さとはがらりと変わり、寒さに苦しめられる選手も。スタートラインには忍者も現れ、地域色豊かなスタートとなった。
※「スタートに忍者集結!外国人選手も興味深げ」
※「うだつの並ぶまち並みからパレード走行がスタート」
リアルスタート後、ほどなく決まった5名の逃げ集団には、僅差で山岳賞を競い合う3名が含まれていた。
※「小さな応援団が渾身のエールを送る」
※「軒先からも声援が送られた」
1回目は草場が先頭通過。4周回目に設定された2回目の山岳賞では、バーレーン・メリダがコントロールする後続集団がペースを上げており、逃げ集団から山岳賞争いよりレース展開を重視した2名が先行、2名は6周回目まで逃げ続けた。
※「美濃は雨のレースに。低温が疲労が溜まった選手を苦しめる」
ラスト5km、すべての選手が飲み込まれ、勝敗の行方は大集団でのスプリントへ託される。ラスト1kmの長いストレートは道幅いっぱいに広がった各チームの選手たちの熾烈なスプリント勝負が展開された。
※「雨の中の大集団のスプリント勝負へ」
※「制したミッヘル・ライムが力強く腕を上げる」
これを制したのはミッヘル・ライム(イスラエルサイクリングアカデミー)。迫力あるゴール勝負に雨の中でも駆けつけた観客たちは大いに湧いた。
集団ゴール時には同集団内はタイム差がつかないため、集団でゴールしたグレガ・ボレがリーダージャージを守り、ポイント賞もキープした。山岳賞は草場啓吾が奪回し、新人賞はこの日優勝をもぎ取ったしたミッヘル・ライムへ。
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