<地域密着型に進化し多くの観客を魅きつけた>日本を縦断する国際サイクルロードレース「第21回ツアー・オブ・ジャパン」(後編)
第7ステージは、地獄のステージとも呼ばれ最も過酷なコース
地獄のステージとも呼ばれる静岡の伊豆で開催される第7ステージは120.8kmで3,828mを登る過酷なステージだ。修善寺駅前をパレードスタートしたあと、日本サイクルスポーツセンター内の12.2kmのサーキットを9周する。
リアルスタート後、アタック合戦となり、いまだ僅差でジャージを争い合う山岳賞候補の鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)、ポイント賞トップのグレガ・ボレ(バーレーン・メリダ)を含む6名の逃げ集団が形成された。
※「伊豆ステージの舞台は日本サイクルスポーツセンターの特設サーキット。獲得標高3,800m超えの難コースだ」
昨年20年ぶりに日本人選手が守り抜いた山岳賞だが、鈴木がこの日2回の山岳賞ポイントを獲得、最終ステージまでゴールすることが条件ではあるが、今年の山岳賞を手中に収めた。
※「この日着実にポイントを獲得、山岳賞を手中に収めた鈴木譲」
ポイント賞もグレガ・ボレが積極的に獲得、次点との差を広げる。
※「補給を受ける選手たち。この超タフなコースでも冷静にレースを展開しなけらなばならない」
ラスト3周、逃げ集団はボレ、新人賞ジャージを着るクリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング)、フェリックス・アレハンドロ・バロン・カスティージョ(チーム・イルミネート)の3名に絞られる。キナンがコントロールする集団がこれを追うが、差は詰まらず、決定的な動きもないまま、3名でのゴール勝負へ。
※「2勝目をあげたグレガ・ボレ」
スプリントに長けたボーレが二人を抜き去り、いなべに続いて2ステージ目の勝利をあげた。
※「レース後、放心状態でたたずむ。色の変わったジャージが激戦を語る。」
個人総合のリーダーはマルコス・ガルシア、ポイント賞は差をさらに広げたグレガ・ボーレ、このステージが最後の設定となる山岳賞は鈴木譲が奪取した。新人賞はクリス・ハーパーが守った。
※「マルコス・ガルシアの総合優勝はほぼ決定。ここまでの健闘と感謝を胸に抱き合って祝福し合う」
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