TOP > 自転車競技 > 嬬恋キャベツヒルクライム2018

自転車競技

一覧へ戻る

自転車競技

2019/01/08

P-Navi編集部

嬬恋キャベツヒルクライム2018

嬬恋キャベツヒルクライム2018

今シーズンの開幕を前に、昨シーズン開催された特徴あるイベントを振り返ってみよう。
昨秋の9月2日、万座ハイウェーを舞台に何ともユニークなタイトルのヒルクライム『嬬恋キャベツヒルクライム2018』が開催され、小学生からシニアまで、およそ1,000人の参加者がレースに挑んだ。

この『嬬恋キャベツヒルクライム』の開催は昨年が3回目。過去に別名での開催はあったが、開催地となる嬬恋村の特徴をより色濃く打ち出し、特産の“キャベツ”を冠につけた形で4年前にリニューアルされたのだ。
レースの舞台となるのは美しい万座ハイウェー。この有料の自動車専用道路を1年に1度交通封鎖し、自転車に開放、自転車のヒルクライムレースを行う。よって試走は不可能であり、全ての参加者が平等にこの日の一発勝負のレースとなる。コース内には『嬬恋牧場』や『愛妻の鐘』などの絶景ポイントもあり、ヒルクライムの醍醐味である自分に挑む達成感だけでなく、走ること自体が楽しめるのも人気の秘訣。

小学生から参加可能とあり、記録を狙い込みに来るヒルクライマーだけでなく、親子でのホノボノとした参加もあり、プリンスホテルの共催とあって、ビギナーや女性が旅行がてらチャレンジするケースも多く、まさに“誰でも”参加でき、楽しめる空気が漂っているのがこの大会の特徴だ。
コースはおよそ19.8kmで1,010mほどの標高差を上る。なかなかキツそうな響きだが、平均勾配は約5.1%なのでビギナーでも完走できる勾配だ。「自分へのちょっとしたチャレンジ」という参加者には、6.2kmのショートコースが人気。標高差は350mとあって、例年子供たちも多くエントリーし、チャレンジライドを楽しんでいるようだ。

まずは前日イベントから幕を開けた。ヨーロッパを主戦場に戦うプロコンチネンタルチーム・NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニをスペシャルゲストに迎え、現役選手と共に、元ジロ・デ・イタリア覇者のダミアーノ・クネゴも来場した。この日は専属メカニックが抽選で当選した参加者のバイク洗車を行うショーや選手によるトークショーが開催された。
レース当日の朝は低温と降雨を告げていた天気予報が好転し、気温16℃。酷暑に慣れていた身には堪えるが、最悪の事態は免れた!路面も乾き、参加者のメンタルも軽くなっているのが伝わってくる。名物となった嬬恋村の熊川村長の威勢のよい朝の挨拶を受け、スタートラインへ。

スタート前にウォーミングアップ
サンスポ非公認キャラクターのセ・キノコも現れ、体操に加わった

選抜クラスにあたるエキスパートクラスがスタートラインに並ぶ。昨年度より参加者たちの緊張度が高い。気温が上がらない方が好記録も出やすいこともあり、今年は期待できるかも知れない。ゲストライダーからも2名が参加し、スタート。ここからは数分刻みで複数のグループがスタートする。ゲストライダーは3つのグループに分かれて参加者と走ることになった。

NIPPOの選手とスタートする小学生たち
忘れられない思い出になったに違いない

123

ページの先頭へ

メニューを開く