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2019/12/29

P-Navi編集部

ツアー・オブ・ジャパン(第7ステージ)

ツアー・オブ・ジャパン(第7ステージ)

【2019年も全国各地で熱戦が開催されたロードレース。その大会の模様を回顧します】

ツアー・オブ・ジャパンの第7ステージは、最も過酷な伊豆ステージ。日本サイクルスポーツセンター内の5kmサーキットを中心に、外周の管理用道路を組み合わせた1周12.2kmのコースが使用される。コース10周、122kmで獲得標高は3,750m。アップダウンの連続で、さらに細かいコーナーが連続するタフなコースだ。

富士山ステージを終え、個人総合成績では、トップのクリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン)から1分以内に4名が控えている。タイム差のつくフィニッシュの可能性も高く、この日の展開次第では逆転も大いにあり得る。日本人勢では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が51秒差の4位につけており、注目が集まるところだ。

スタートに並ぶ4賞ジャージ。新人賞は繰り上げでドリュー・モレが着用

スタート前に、太鼓のパフォーマンスが会場を盛り上げた

スタートラインにつく総合リーダーは、クリス・ハーパー。ハーパーは同時に新人賞首位もキープしている。ポイント賞のブルージャージは、レイモンド・クレダー(チーム右京)、山岳賞は赤ジャージを守り続けているフィリッポ・ザッカンティ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・ファイザネ)。ザッカンティはすでに2位と14ポイントの差をつけており、このステージで獲得できる山岳ポイントは最大で10であることから、完走すれば山岳賞が獲得できる状況にあった。

土曜日ということもあり、サーキットには多くの観客が集まった

スタート直後からアタックが繰り返され、総合2位のベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)を抱えるチーム右京や、昨年のチャンピオン、マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)を擁するキナンサイクリングチームを中心に活発な動きが起こる。

プラデス、ガルシアを含む8名の逃げが決まるが、ハーパー自らが集団を牽引、この逃げをつぶすと、3周回目には総合の順位に影響のないメンバーを中心とした逃げ集団ができあがった。この時点で、メイン集団からは多くのメンバーが振り落とされており、すでに30名程度に絞り込まれていた。

逃げ集団を日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)の生徒たちが応援

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