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2020/01/21

P-Navi編集部

宇都宮シクロクロス(イベントレポート)

宇都宮シクロクロス(イベントレポート)

シクロクロスでは、サーキット内に『自転車に乗ったまま走破できないエリア』を含めることがルールで規定されており、選手たちがバイクを降りたり、低速になるゾーンが必ず存在する。特に国内のシクロクロスは選手と観客が近く、密であり、またそれが観戦の魅力でもある。観戦に慣れたファンたちは、そういったスポットを狙い、声をかけ、写真を撮り、時には相互交流をしながら、ディープな観戦を楽しむのだ。

観客のすぐ目の前を行く選手たちに声援をかける

シクロクロスは、主催者が会場となる公園や河川敷、ビーチなど、それぞれの環境を利用し、工夫してコースを作り上げる。それぞれのコースの独自性が高く、個性があることも、シクロクロスの観戦を面白くしている一因だろう。今回のコースは、ろまんちっく村の『里のエリア』『森のエリア』『ドッグラン』を利用したもの。上りもあり、テクニカルな泥キャンバーあり、全般的な見通しも効いて、なにより自然が美しい。観戦をしながら、選手たちを追ってコースを歩くだけでも、自然浴のように、初冬の風景を満喫することができた。

自然の中を走る自転車。アクシデントを見守るのも観戦の醍醐味のひとつ

メイン会場とレースサーキットを見晴らしながら

選手たちが苦しむキャンバーにも観戦とコミュニケーションを楽しむ観客たちが集まった

多くの自転車愛好家を擁する栃木県内の開催とあり、立哨観戦者の心を解するスタッフが多く、コース横断の指示や、声かけなども非常に気持ちのいいものであった。

自転車で訪れる来場者も多く、会場内に駐輪場を設置

勝利を確信したケセグステブコアが観客とハイタッチしながらフィニッシュラインに向かう

エントリーしたレーサーたちにも、観戦に訪れた親子連れにも、たまたま開催日に遭遇した近所の方々にも、皆に対してウェルカムな空気が広がっており、誰もが会場での時間を楽しめるイベントとなっていた。周回コースであり、展開も見て取れるシクロクロスは観戦を楽しみやすい種目である。これまで観戦に出向いたことのない方も、ぜひ次回の開催には足を運んでみてはいかがだろうか。エキサイティングで、楽しい時間が過ごせることだろう。

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写真提供:カンセキpresents 2019宇都宮シクロクロス/編集部

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