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2020/02/06

P-Navi編集部

シクロクロス千葉(レースレポート)

シクロクロス千葉(レースレポート)

『シクロクロス千葉』の第1戦が1月5日、千葉ポートパークで開催され、晴天の下、406名がレース参戦を楽しんだ。

冬の自転車競技『シクロクロス』は、その土地の自然を活かしたオフロードの周回コースで開催可能とあり、交通規制の必要もなく、河川敷や公園など、クローズドの空間の中で設定できるため、開催が実現しやすい。参加、観戦の楽しさもが広がり、北海道から、東北、関東の各地、東海、関西、さらには、山口や九州まで、まさに日本各地で開催されている。先日はその中でもUCI(世界自転車競技連合)登録のレースについてご紹介したが、今回は、千葉で開催される『シクロクロス千葉』シリーズ第1戦についてお伝えしよう。

会場となる千葉ポートパークは、千葉ポートタワーに隣接する湾岸環境整備施設。野外ステージも設置された円形芝生プラザ、テニスコートなどの設備や、バーベキュー場なども人気で、千葉市民の憩いの場所となっている。今回のコースはビーチプラザの一角と、ウォータープラザ手前までの森と芝生エリアを活用したもの。丘を含むため、アップダウンもあり、ビーチエリアの砂浜を使った砂エリアも設定されることになる(キッズはショートカットコースを使用)。一つの公園内に造り上げられたものでありながら、変化に富んだコースができあがった。

コンパクトながら公園の環境を活かし、ビーチや芝、丘等を含む面白いコースとなった

この日の開催カテゴリーは、トップクラスとなるカテゴリー(C)1~4、女子(CL)1と2+3(混合)、40歳以上のマスターズ(CM)、キッズ(CK)1~3で、一般カテゴリーと同走ではあるが、U15、17、Jr(ジュニア)も設定された。

使用バイクがドロップハンドルのシクロクロスバイクに限定されるのはC1〜3、CL1とCMのみ。それ以外のカテゴリーではMTBなど、このコースを走破できる性能のある他車種の自転車でもエントリーできる。一般的にMTBはシクロクロスバイクより重量があり、担いでクリアするエリアではハンデになるが、フラットハンドルによる安定感もあり、ビギナーには扱いやすく、参加のハードルを下げられる。

今回の大会は手作り感も強いアットホームな開催。レース監修や運営に加え、MC、立哨スタッフ等にも、自ら走り、シクロクロスの楽しさを伝えたいという思いの愛好家が多く、参加者、観戦客の安全をきっちりと守りながらも、皆を縛りすぎることのない心地よいコントロールの中で大会が開催された。

選手たちが集まってくる。あちこちで新年の挨拶が交わされ、のんびりとした雰囲気

ブース出店もあり、来場者たちはブースめぐりも楽しんだ

正月明け、まだ間もない時期でもありながら、各地から続々と参加者が集まり、試走とレースが開催されていく。冬休み期間とあり、家族連れの姿も多く、子供たちが公園でのびのび遊んでいた。正月太り解消に、と、自走で訪れる観戦客も多く、会場全体がのんびりとした空気に包まれている。

コースは、芝生が広がるエリアをスタートし、丘へ。下ってシケインエリアを通過し、森を通ってビーチエリアへ。海の間際、砂浜の上を走り、砂セクションを終えたら、木々の間を抜けて、森エリアへ。再びスタート地点に戻るというもの。

ビーチからまた芝エリアへと向かう

木立の間を抜け走るエリアも。環境により、極めて追い抜きにくい区間も多いのだ

丘の上からはスタートゴールを含めコース内を見渡せる。公園のシンボルであるポートタワービルも

シケインをバニーホップ(ジャンプ)で越えるツワモノも!

この上ない晴天に恵まれたが、海沿いとあって風が強く、それがまたバイクコントロールの難度を上げた。

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