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2020/02/06

P-Navi編集部

シクロクロス千葉(レースレポート)

シクロクロス千葉(レースレポート)

レースが折り返しを迎えるころになると、ロードのプロ選手たちが前方に上がり、目立つようになってきた。加藤のすぐ後ろに重田兼吾(Team CUORE)、そしてロード選手の鈴木、畑中がそのあとに続き、追い上げる。

鈴木、畑中(チーム右京)のロードコンビが先頭に迫る

終盤になり、緊張感が高まる。狙い込んでいくからこそ、上位選手の中でも転倒が起こる

加藤に重田をパスした鈴木、畑中が迫り、三つ巴の状態で最終周回へ。この頃には渡辺や、トラブルに泣いた小野寺も着々と順位をあげてきていた。

先頭でフィニッシュラインに登場したのは鈴木龍!

観客が熱い視線を投げるフィニッシュラインに登場したのは鈴木龍。両手を挙げ、悠々とガッツポーズで優勝を決めた。15秒差で加藤が飛び込み、2位を死守。3位には重田が入った。先頭に迫っていた畑中は最終周回に大落車。バイクトラブルもあり、代車に交換、大きなタイムロスを強いられ、6位でフィニッシュ。最後の最後までわからないシクロクロスの怖さと面白さを体現したようだった。

アットホームな表彰式

ゴール後は芝エリアに置かれた表彰台で速やかに表彰式が開催され、通常はプロのロードレースに出場する鈴木は、少しはにかんだ笑顔で登場、観客たちの拍手を受けながら、大会のスポンサーから副賞が贈られた。

公園の環境を活かし、設営された絶妙なコースで開催されたシクロクロス千葉第1戦。観戦する側にとっても、変化に富んだ環境で、海や森に触れ、滞在を楽しみながら、ちょっとした旅行気分も味わえるため、観客たちも、大いにこの1日を楽しんでいるようだった。

コンパクトで開催しやすく、観戦も、参加も楽しめるシクロクロス大会は、それぞれの地域の特色を活かしながら、これからも開催が増えて行くに違いない。

シクロクロスシーズンの終盤が近づいてきたが、まだ2月までは各地で開催が予定されている。興味のある方は、参加、観戦を検討してみてはいかがだろうか。

シクロクロス千葉ウェブサイトは、こちら

2019-20シクロクロスレース開催カレンダーは、こちら

(一般社団法人 日本シクロクロス競技主催者協会)

 

写真:編集部

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