自転車競技
湘南シクロクロス(第2戦)
レースは、朝のキッズカテゴリーから始まった。キッズはキャンバー部分を割愛し、サッカー場脇の通路を直進するショートコースで競われる15分のレース。ショートコースとはいえ、テクニカルなターンが多く含まれるコースとなるが、ゴールを目指し、大人顔負けの気迫で懸命に走る姿に拍手が送られた。
15歳、17歳以下、ビギナーのカテゴリーが開催され、会場が沸くのがマスターズ(CM)。今季は、1979年生まれ以前の方がエントリーできるカテゴリーだ。過去には、日本代表選手として欧州のトップレースや世界選手権に参戦していた池本真也(和光電機-BIORACER)のような元選手も参加可能であり、熟練者たちの熾烈な戦いが展開されるのだ。見守る観客たちの応援にも熱が入る。レースを終えたあとの達成感あふれる表情や、互いの健闘を讃え合う姿が清々しい。
少数精鋭の戦いとなった女子カテゴリー(CL1~3)。観客との距離が近い競技とあり、参加者たちの様子は間近で確認できるのだが、どの選手も思わず苦しくなるくらい荒い息遣いを響かせながら、走り抜けて行く。ターンが続くエリアは集中力を使い、直進部分は全力で駆け抜ける。まったく休める場所がなく、女性たちにとっては、限界の強度で走ることになるコースなのだと改めて気付かされた。
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