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2018/09/04

P-Navi編集部

ドリームシーカーMTBから2020TOKYOを狙う山本幸平選手の挑戦

ドリームシーカーMTBから2020TOKYOを狙う山本幸平選手の挑戦

再渡欧、視線の先は2020へ

山本選手は北海道の十勝生まれ。国際自然環境アウトドア専門学校でMTBを学んだ後はプロ選手としての活動を開始、契約チームを変えながら、主には単身で世界を舞台に戦ってきた。「海外旅行が好きだったり、国際交流が好きだったり、そういう要素も加わっているかな」と、笑う。

白馬のレース後は平林選手と共にヨーロッパへ渡り、W杯最終戦、フランスのラ・ブレスに参戦、43位でレースを終えた。(平林選手はU−23で94位)
2週間後にはスイスでの世界選手権への参戦を控えており、レース後はスイスに移動し、最終調整を行うという。

今シーズンは秋にもまだ国内外のUCIレース参戦を残しており、上位入賞することで与えられる「UCIポイント」の獲得が期待できる。「UCIポイント」は自身やチームのランキングだけでなく、世界選手権や五輪などの参加枠獲得にもつながるために、日本にとっても非常に重要な要素なのだ。
自身のリザルトを追うだけでなく「若手育成」という新たな課題を背負った山本選手はさらに意欲に満ち、エネルギッシュに活動しているように見える。
「来シーズン、そして2020の東京五輪もシッカリと見据えたうえで、体調管理に気をつけながら今後のレースに臨んでいきたい」
力強く展望を語る山本選手。ドリームシーカーという希望に満ちたユニットの中で、今後どんな発展を見せてくれるのだろう。これからの活躍を期待し、応援せずにはいられない存在だ。

山本幸平(やまもと・こうへい)
1985年8月20日生まれ 北海道十勝地方出身
182cm・68kg
北京、ロンドン、リオオリンピックMTB日本代表
全日本選手権10勝、4連覇中、アジア選手権9勝
兄とともにMTB競技を開始
小学4年生でレースに初出場
小・中学校は北海道内を家族で移動してレースに参戦
高校生からはJAPANシリーズを転戦
3年生で初めての海外と国際レースを経験
世界選手権に初出場、プロとして戦うことを決意する
国際自然環境アウトドア専門学校卒業後はプロ選手に
ブリヂストンアンカー、Specialized Racing Team、Trek Factory Racing MTB Team、TEAM BH SR-SUNTOUR KMCと、
有力チームに所属をしながら世界を転戦
今季Dream Seeker Racing TeamにMTB部門を立ち上げる
2020東京五輪での金メダルを目指して活動中

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