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競輪

2018/08/03

Joe Shimajiri

競輪ドキュメント第5回/堀内俊介(神奈川107期)

競輪ドキュメント第5回/堀内俊介(神奈川107期)

着実にキャリアを積んで

晴れて競輪選手となってからも堀内は地道に努力を重ねて、着実にステップアップ。昨夏の伊東温泉G2サマーナイトフェスティバルから特別競輪にも名を連ねるようになる。昨年末の平塚G2ヤンググランプリにも出走して単騎ながら3着だった。
「強いメンバーと毎日、走れるし、自分自身の気持ちも入る。ヤンググランプリはお客さんも多くて、とても楽しかったです。当然、獲ってやる気持ちでしたけど、みんな強いんで。結果的にセコいレースになってはしまったんですけど、ああいう舞台で走れたというのは良い経験になりました」

4月の静岡F1での優勝も、大きな舞台を経験してからこその「毎レース、最後まで絶対にあきらめたくない」という堀内の“走り様”が出ていたように思える。また、メンバーや展開によっては臨機応変に戦いたいとも。
「基本は先行、捲りで外からだけど、時と場合によっては内からもいけるところは見せておきたい」と、実際にそういうレースが今年は何度も見受けられる。
「年齢的に見極めたいところですけど、大学自転車部の先輩である成田さん(和也・福島88期)のようになるのはもう少し先です(笑)。今は村上さん(義弘・京都73期)のレースがカッコイイと思うし、憧れますね。何よりもお客さんが喜ぶレースをする」
かつては競輪に関心がなかったというのが嘘のように、熱く語り続ける堀内の眼差しはとても強いものだった。

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