TOP > 競輪 > 2017年短期登録選手(女子)紹介

競輪

2017/09/01

Kimi Kitamura

2017年短期登録選手(女子)紹介

2017年短期登録選手(女子)紹介

ロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)
初参戦・30歳・167cm・62kg

スピードスケートから自転車競技に転向し、競技歴は2年半ほど。スケートでは、スピードスケート大国であるオランダの中で代表の座を勝ち取り、2010年バンクーバー冬季五輪と2014年ソチ冬季五輪に出場。そして、自転車では競技開始1年半で、リオ五輪の代表に選出。目立った成績は残せなかったものの、女子ケイリン1回戦でフランス選手と接触し押し出されたものの、そのままバンク外側の壁を走るという “壁走り”は世界的に話題となった。
国際大会では16-17シーズンのワールドカップ第2戦でスプリント3位に入るなど、実力は世界トップレベルと言えるだろう。
得意戦法は後方で待ち構えてのカマシ、捲りだ。スピードスケートで鍛えた足腰から繰り出される爆発的なスピードで、一気に前団を飲み込むレースに期待したい。

[出場予定]
平塚F1=9/6~9/8
名古屋F2=9/15~9/17
前橋F2=9/27~9/29
川崎F2=10/6~10/8

ナターシャ・ハンセン(ニュージーランド)
初参戦・27歳・167cm・66kg

ナターシャのエキゾチックな顔立ちに日本男子は釘付けになりそうだ。来日記者会見でもひと際目立つワンピースで登場し、会場に華を添えた。
ロンドン、リオと五輪2大会連続出場と、経験豊富な彼女の武器は状況を見極める判断力と多彩な戦法。そして、混戦でも競り負けないフィジカルの強さだろう。
国際レースでもゴチャついたレースでの強気なコース取りや、こう着状態を打開する思い切りの良い先行策など、積極性と冷静さを兼ね備えたレースで魅せた。
16-17シーズンはワールドカップ第4戦でケイリン3位を勝ち取るなど、ニュージーランドを代表するスプリンターだ。

[出場予定]
平塚F1=9/6~9/8
松山F2=9/21~9/23
広島F2=9/29~10/1
川崎F2=10/6~10/8


【短期登録制度とは?】
自転車競技の国際大会で優秀な成績を収めた外国人選手を日本に招待し、一定の訓練を行ったうえで、短期間の選手登録を認める制度。
女子は2013年より開始、適用級班はL級1班で、所属は「外国」となる。
約半年間近く滞在する男子に比べ、女子の滞在期間は約2カ月未満と短い。
ガールズケイリン規定のカーボンフレームの競走自転車での参加や、違反行為に対する制裁もある。
来日中の滞在費などは自己負担となるが、外国人選手にとって賞金面に大きな魅力があることから参加希望する選手も多い。

Text & Photo/Kimi Kitamura

12

ページの先頭へ

メニューを開く