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競輪

2017/06/01

Kimi Kitamura

KEIRIN vs 競輪 2017年短期登録選手(男子)

KEIRIN vs 競輪 2017年短期登録選手(男子)

シェーン・パーキンス(オーストラリア)

競輪参戦歴8回目(2009-2010年、2012-2017年)
30歳・177cm 90kg

シェーン・パーキンス(オーストラリア)

実に参戦8回目のベテラン選手で、ロンドン五輪ではスプリントで銅メダルを獲得。父親が1964年の東京五輪に出場していることもあり、2020年の東京五輪出場への思いは誰よりも強い。しかし、若手の台頭が続くオーストラリアにあってリオ五輪出場は叶わず。東京五輪ではロシアの帰化選手となることを決意した。今回、オフィシャル写真でロシアチームのユニフォーム姿なのはそういう事情だ。
新田佑大選手の立ち上げたトラックチーム「ドリームシーカー」にも参加しており、日本選手たちとの親交も深い。
昨年は外国人選手が初の参加となったG3開催で武田豊樹、渡邉一成らを寄せ付けないレースを見せるなど、日本の競輪を熟知している。自力良し、番手戦良しのオールラウンダーだ。

[自己ベスト記録]

200mF.T.T 9″906 / 1kmT.T. 1’01″876

[競輪通算成績]

出走数 優勝回数 勝率 2連対率
~2015 181走 26回 64.0% 77.9%
2016 25走 4回 84.0% 100.0%
通算 206走 30回 66.5% 80.5%

[出場予定]

いわき平 F1 05/29~05/31
大垣 ト支援 06/08~06/11
平塚 F1 06/19~06/21
京王閣 F1 06/25~06/27

トマシュ・バベク(チェコ)

競輪参戦歴  初参戦
29歳・187cm・87kg

トマシュ・バベク(チェコ)

2016-17シーズン、世界の名だたるスプリンターを破りケイリン種目でワールドカップV2を達成して、世界選手権では3位。一気に頭角を現したバベクは29歳、遅咲きのニュースターだ。
1kmTT(タイムトライアル)のスペシャリストで、後半になっても衰えない高い持久力に定評がある。250バンクではその脚質を活かした仕掛けで早めに先頭に出ての2周先行が彼のスタイルだが、競走訓練の時点では400バンクでの仕掛け所が分からず、また重い走路に苦戦する様子がうかがえた。
奇抜な髪形から誤解されがちだが、性格はシャイで日本人のような奥ゆかしさを持っている。触れてみたい日本文化は京都・ 盆栽 ・鯉・和食と、チョイスが渋い。

[自己ベスト記録]

200mF.T.T. 9″911 / 1km.T.T. 1’00″966

[競輪通算成績]

2017年初参戦

[主な競技成績]

2017 世界選手権 ケイリン3位
2016-17 W杯第2戦 ケイリン優勝
2016-17 W杯第1戦 ケイリン優勝

[出場予定]

大垣 F2 06/08~06/11
平塚 F1 06/19~06/21
京王閣 F1 06/25~06/27

サム・ウェブスター(ニュージーランド)

初参戦25歳・183cm・82kg

サム・ウェブスター(ニュージーランド)

ジェームズ・ボンドのような出で立ちで、記者会見に登場したのはニュージーランドの“スピードスター”ことサム・ウェブスター。チームスプリントではリオ五輪で銀メダル、世界選手権では自国を3度の優勝に導いているニュージーランド不動の第二走者だ。
チームスプリントの第二走は、第一走のスタートダッシュで上げたスピードをさらに加速し第三走につなげるのが役割で、第一走に離れないダッシュ力と高いトップスピードを要求されるポジション。ケイリンでの実績は他の5選手に比べてやや劣るが、鋭いダッシュから一気にトップスピードに入る脚力は実戦向きで、競走訓練ではタイミングの良い先行・まくりで日本の“競輪”への高い順応力を見せた。

[自己ベスト記録]

200Fm.T.T. 9″772 / 1kmT.T. 1’04″0

[競輪通算成績]

2017年初参戦

[主な競技成績]

2017 世界選手権 チームスプリント優勝
2016 リオ五輪 チームスプリント 2位
2016 世界選手権 チームスプリント優勝
2014 世界選手権 チームスプリント優勝

[出場予定]

川崎 F1 06/01~06/03
松阪 F1 06/12~06/14
函館 F1 06/22~06/24

短期登録制度とは?

自転車競技の国際大会で優秀な成績を収めた外国人選手を日本に招待して、一定の訓練を行ったうえで、出場期間は約半年間、登録期間は2年として短期間の選手登録を認める制度である。
期間が限定的だった従来の国際競輪に変わって2009年より開始された。
参加レースは原則としてF1だったが、昨年のG3に初参戦して、今年も6月の大垣G3への参戦が決定している。
適用級班はS級2班で、所属は「外国」となる。
日本人選手と同様にNJS仕様のスチール製フレームの競走自転車での参加や違反行為に対する制裁もある。
来日中の滞在費などは自己負担となるが、外国人選手にとって賞金面に大きな魅力があることから参加希望する選手も多い。

Text & Photo/Kimi Kitamura

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