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競輪

2022/05/07

P-Navi編集部

日本選手権競輪G1(5日目)レポート

日本選手権競輪G1(5日目)レポート

2022年5月7日 いわき平
第76回日本選手権競輪G1(5日目)

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【9R=S級準決勝】
1/清水裕友(SS・山口105期)
2/浅井康太(S1・三重90期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/松岡健介(S1・兵庫87期)
5/守澤太志(SS・秋田96期)
6/原田研太朗(S1・徳島98期)
7/山口拳矢(S1・岐阜117期)
8/渡邉雄太(S1・静岡105期)
9/眞杉匠(S1・栃木113期)

誘導以下、1清水-6原田、7山口-2浅井、4松岡、8渡邉-3郡司、9眞杉-5守澤で周回。まず渡邉が動いて赤板で前を抑えると、眞杉が仕掛けて打鐘から先行態勢に入る。3番手は内に渡邉、外に山口で取り合う形となるが、これは山口に軍配。山口は3番手から捲りを放つも不発に終わり、眞杉マークの守澤が仕掛けを牽制しつつ、直線差し脚を伸ばして1着。自力に転じて追い込んだ郡司が2着入線も、道中の押し上げにより失格。大外強襲の清水が2着、逃げた眞杉が3着にそれぞれ繰り上がった。


1着/守澤太志(SS・秋田96期)
今回成績:特4・二2・準1
G1優勝:0回
G1決勝:7回目(2021年8月オールスター以来)
ダービー決勝:2回目(2017年5月京王閣以来)

ゴールした瞬間、眞杉(匠)君が4着だったので、申し訳ない気持ちが強かったです。眞杉君がしっかり仕掛けてくれれば
何とかなると思っていました。後ろを確認しながら冷静に走れました。自分の状態というよりも、先頭の選手に連れていってもらっている感じなので、ラインに感謝しています。
決勝は、1人で戦います。


2着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特2・G9・準2
G1優勝:1回(2020年2月全日本選抜)
ダービー決勝:3回目(2021年5月京王閣以来)
※開催中止の2020年を除くと、3大会連続優出

最悪中団が取れるだろうと思っていたのですが。山口(拳矢)君がカマシに付いて行ったので、少し難しい戦いになりましたけど、落ち着いていました。感じはいいのではないかと思います。不安はないです。
決勝は自力です。


3着/眞杉匠(S1・栃木113期)
今回成績:特6・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝進出:2回目(2021年5月日本選手権以来)
※2大会連続のダービー優出

4着だなぁと、思いました。後方が並走しているのを分かっていたので、落ち着いて、できるだけ引っ張ってと思って走りました。昨年より成長できたかなと思います。前走から半月くらい練習量を減らして仕上げてきたことが良かったと思います。(ダービーの決勝は)嬉しいです。
決勝も、自力です。

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【10R=S級準決勝】
1/平原康多(SS・埼玉87期)
2/深谷知広(S1・静岡96期)
3/稲川翔(S1・大阪90期)
4/山田久徳(S1・京都93期)
5/鈴木裕(S1・千葉92期)
6/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/荒井崇博(S1・佐賀82期)
9/和田健太郎(S1・千葉87期)


誘導以下、2深谷-5鈴木-9和田、4山田―3稲川、6嘉永-8荒井、1平原-7佐藤で周回。まず平原が動いて赤板後に先頭に立つと、嘉永も動いて平原を抑え、打鐘から九州ラインが先行態勢に入っていく。深谷も仕掛けを試みるが、山田の牽制もあり6番手に収まる形に。嘉永の番手では荒井が車間を切って牽制しつつ、最終3コーナー過ぎから捲り発進。荒井後位から平原が差し切りで1着。2着に荒井、3着に平原マークの佐藤が入線した。


1着/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績:特1・G1・準1
G1優勝:8回(2021年10月寛仁親王牌)
ダービー決勝:7回目(2021年5月京王閣以来)
※ダービー完全優勝なら2019年脇本雄太以来、史上8人目の快挙

かなり厳しい展開になるなと、周回中に思いながら抑えに行った感じです。(嘉永ラインの後ろに入った後は)ペースを上手く、ピッチをあげないでいると深谷(知広)の仕掛けが遅くなるので、最終的に前々にいる方がいいと瞬時に判断しました。何としても、地元の選手(佐藤慎太郎さん)を決勝に乗せるという気持ちもありました。コンディションは、悪くないと思います。
決勝は、眞杉の番手です。


2着/荒井崇博(S1・佐賀82期)
今回成績:一1・二2・準2
G1優勝:0回
G1決勝:6回目(2013年6月高松宮記念杯以来)
ダービー決勝:初

(嘉永)泰斗に、億万長者になるチャンスをもらいました。あの展開になったら、決勝にいかないと失礼なので、精一杯行きました。チャンスが来たら、特別の決勝に乗れる準備はしてきたので良かったです。
決勝は、清水君の番手です。


3着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特2・G6・準3
G1優勝:1回(2003年11月全日本選抜)
ダービー決勝:5回目(2021年5月京王閣以来)

3コーナー過ぎにイナショウ(稲川翔)が入ってきたのが分かったので、まずコースを塞ぎました。自分の勢いも抑えながらだったので、ゴール前は伸びなかったですね。今日が一番、感じ的に良かったです。地元のダービーの決勝に乗れたのは本当に嬉しいです。佐藤慎太郎グッズを持って応援してくれる方がたくさんいるので、モチベーションに繋がっています。
決勝は、平原の後ろです。リラックスして臨みます。

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【11R=S級準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/諸橋愛(S1・新潟79期)
3/新山響平(S1・青森107期)
4/大槻寛徳(S1・宮城85期)
5/吉田拓矢(SS・茨城107期)
6/太田竜馬(S1・徳島109期)
7/東口善朋(S1・和歌山85期)
8/脇本雄太(S1・福井94期)
9/園田匠(S1・福岡87期)


誘導以下、3新山-4大槻、5吉田-2諸橋、6太田-9園田、8脇本-1古性-7東口で周回。太田がまず上昇すると、新山は引いて誘導後位に太田が入る。赤板2コーナー付近から7番手の脇本が仕掛けると、3番手の新山もすかさず踏んでペースアップ。最終HSで脇本は新山を捕らえると、東口も追いついて近畿ライン3車が出切る形となる。太田も捲りを仕掛けるが、近畿ラインを捕えきれず。そのまま脇本の番手から古性が差し切り1着、2着に脇本、3着に東口が続いて、近畿の上位独占となった。


1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二2・準1
G1優勝:2回(2022年2月全日本選抜)
ダービー決勝:2回目(2019年4月松戸以来)

初日、2日目とどうなるかと思ったのですが、今日は日本選手権にふさわしい体調でしたし、ここにきて調整がやっとはまってきた感じがします。明日も、楽しみです。しっかり集中して近畿の3人で決められたらと思って走っていました。日本選手権は優勝したいレース。しっかり気を引き締めて戦います。
決勝は、脇本さんの後ろで頑張ります。


2着/脇本雄太(S1・福井94期)
今回成績:一1・二2・準2
G1優勝:5回(2020年10月寛仁親王牌)
ダービー決勝:3回目(2019年松戸以来)
ダービー優勝:2019年4月松戸(完全優勝)

力でねじ伏せる形が取れて良かったのかなと思います。打鐘で、新山(響平)君の番手にはまろうという思考回路が働いたのですが、ラインで決めるためには、しっかり前に踏まなくてはという気持ちにもなったので、精神的な部分でよりよくなっているのかなと。でも、脚の状態はまだまだ満足いく状態ではないと思います。決勝は、もう一段階緊張感を持って戦いたいです。
決勝は、自力です。しっかり頑張りたいと思います。


3着/東口善朋(S1・和歌山85期)
今回成績:特7・二3・準3
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(2020年10月寛仁親王牌)
ダービー決勝:初

脇本(雄太)、古性(優作)の後ろを走るために練習をしてきましたし、ワンツースリーで決勝に乗ることができてありがたいです。しっかり3着までに入って権利を取ることだけを意識して走っていたので、3番手の仕事はできたのかなと思います。気持ちも入っているし、脚もいいと思います。2人の後ろを走れるのは光栄ですし、チャンスをものにできるようにしっかり走ります。
決勝は、近畿の3番手です。

※成績の「G」は4日目のゴールデンレーサー賞
※G1優勝の( )は前回G1優勝開催、G1決勝の( )は前回のG1優出開催

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【最終日・11R=S級決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/平原康多(SS・埼玉87期)
3/清水裕友(SS・山口105期)
4/東口善朋(S1・和歌山85期)
5/眞杉匠(S1・栃木113期)
6/荒井崇博(S1・佐賀82期)
7/守澤太志(SS・秋田96期)
8/脇本雄太(S1・福井94期)
9/佐藤慎太郎(SS・福島78期)

注目の並びは
8脇本-1古性-4東口
5眞杉-2平原-9佐藤
3清水-6荒井
7守澤(単騎)

決勝は、強烈は先行力で上位独占を果たした脇本を先頭に、古性、東口が準決勝同様に再度結束する近畿ライン。
調整が成功し好調の眞杉に、レース巧者の平原が続く関東両者に、地元の佐藤慎太郎がつく。
難しい戦いをしっかり凌ぎ決勝に乗った清水に、後輩の走りに応えた荒井がラインを組む。
そして、守澤は単騎の競走を選択し一発を狙う。

注目は圧倒的な自力を持つ脇本、マークする古性、東口の近畿ライン。脇本は2回目のダービー制覇を狙い、古性は「一番優勝したいレース」という日本選手権で、昨年のオールスター決勝の再現をもくろむ。
捨て身の先行もじさない眞杉の後ろから優勝を狙うのは平原で、今開催はただ1人、3連勝での勝ち上がり。初のダービー王の座を完全Vで成し遂げるか。眞杉、平原の連携は昨年と同じ。眞杉にとっても期するところは大きいだろう。また佐藤は地元ダービーで、期待に応える優出を決めた。決勝は準決勝同様に平原後位を選択したが、この選択も功を奏するか。
S級S班の意地をみせる清水、荒井も一撃の魅力あふれるライン構成。
G1初制覇を狙う守澤の動向も気になるところで、6日間の激戦を締めくくる決勝は大混戦必至!
今年の「ダービー王」の称号は手にするのは、果たして……!?

※日本選手権競輪G1(5日目)注目レースピックアップは次ページをご覧ください!

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