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競輪

2022/06/18

P-Navi編集部

高松宮記念杯競輪G1(準決勝)レポート

高松宮記念杯競輪G1(準決勝)レポート

2022年6月18日 岸和田競輪場
「第73回高松宮記念杯競輪G1」3日目

※今開催のレポートはこちら
前検日初日2日目

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【高松宮記念杯競輪(3日目)9R=東・準決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/吉澤純平(S1・茨城101期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/渡邉雄太(S1・静岡105期)
5/諸橋愛(S1・新潟79期)
6/渡邉一成(S1・福島88期)
7/吉田拓矢(SS・茨城107期)
8/隅田洋介(S2・栃木107期)
9/鈴木裕(S1・千葉92期)

渡邉雄が吉田を打鐘で叩いて先行態勢に入る。吉田は南関3番手を狙うが、諸橋が追い上げて3番手を奪取。吉田は4番手となる。最終HS前から渡邉一が捲りを放つと、渡邉雄マークの郡司が最終2コーナーから番手捲り。諸橋が続き、3番手は吉田、渡邉一マークの成田、さらに隅田も捲りで加わっていく。郡司が押し切って1着、諸橋が2着。成田が伸び返して3着入線した。
※9Rレース結果

郡司浩平
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・青2・準1
G1優勝:2回(2021年2月全日本選抜)
高松宮記念杯決勝:2回目(2016年6月名古屋以来)

ラインのおかげで勝ち上がれたので、感謝しかないです。ちょっと早めに前に踏んでしまったのですが、道中は余裕があったので、最後までしっかり踏み切れたのかなと思います。3日間番手の競走は珍しいですね。
決勝は、南関東は1人ですが、自力で悔いの残らないように走りたいと思います。集中力を切らさずにいきたいです。

諸橋愛
2着/諸橋愛(S1・新潟79期)
今回成績:特4・青6・準2
G1優勝:0回
G1決勝:15回目(2021年8月寛仁親王牌以来)
高松宮記念杯決勝:4回目(2016年6月名古屋以来)

前々に動けたと思います。思うことは、主役ではなく脇役でいい。最終的に決勝戦に乗れればいいと思っています。打鐘のところは、前々にいようという気持ちがあったので判断が上手くいったかなと。(郡司の後位に入って)抜かれないようにと頭を切り替えました。2着は、恵まれましたね。絶好調ではないですが、1%でもチャンスがあれば狙っていくだけです。
決勝は、郡司君の番手です。

成田和也
3着/成田和也(S1・福島88期)
今回成績:一1・青1・準3
G1優勝:3回(2013年6月高松宮記念杯)
高松宮記念杯V歴:1回(2013年6月岸和田)

予想していた展開になりました。(渡邉一成が)いいスピードでしたし、余裕もありそうだったので、最後まで様子をみていました。感じは悪くないですし、最終BSで上手く対応して3着に入ったと思います。いい状態で臨めています。
決勝は、福島の3番手。そこから頑張ります。

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【高松宮記念杯競輪(3日目)10R=西・準決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/東口善朋(S1・和歌山85期)
3/嘉永泰斗(S1・熊本113期)
4/石原颯(S1・香川117期)
5/園田匠(S1・福岡87期)
6/原田研太朗(S1・徳島98期)
7/三谷竜生(S1・奈良101期)
8/野田源一(S1・福岡81期)
9/山田庸平(S1・佐賀94期)


赤板からの石原と嘉永の主導権争いは、石原が突っ張り切る。嘉永は番手で並走して好位奪取、原田が3番手となる。最終2コーナー過ぎから嘉永が番手から捲り発進すると、原田も仕掛けていく。最終2センターで東口が内へ切り込むが落車のアクシデント。あいたコースを山田、園田が突いてワンツー。3着にも嘉永が入り、九州ラインの上位独占となった。
※10Rレース結果

山田庸平
1着/山田庸平(S1・佐賀94期)
今回成績:特5・二2・準1
G1優勝:0回
G1決勝:3回目(2021年10月寛仁親王牌以来)
高松宮記念杯決勝:初

番手の競走や嘉永(泰斗)の走りを分かっていなくて連携を外してしまいました。結果的に落車があったので、自分が伸びた感じです。感触はいまひとつなところがありますが、今までの経験や積み重ねたものが少しは出ていると思います。大きい舞台の緊張感を味わいながら走りたいです。
決勝は、九州の前で。自力です。

園田匠
2着/園田匠(S1・福岡87期)
今回成績:一4・二1・準2
G1優勝:1回(2015年7月寛仁親王牌)
高松宮記念杯決勝:初

最終BS過ぎてから、(山田)庸平がどうにかしてくれると信頼していたので、最後どこか突っ込んでいくと思っていました。庸平に行かないコースを選んで踏んで直線伸びました。タテ脚は問題ない、自信を持っていきたいと思います。
決勝は、九州の3番手。今日同様に後方からでも追い込めるよう準備しておきます。

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【高松宮記念杯競輪(3日目)11R=東・準決勝】
1/宿口陽一(SS・埼玉91期)
2/小松崎大地(S1・福島99期)
3/神山拓弥(S1・栃木91期)
4/坂井洋(S1・栃木115期)
5/木暮安由(S1・群馬92期)
6/雨谷一樹(S1・栃木96期)
7/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
8/渡部幸訓(S1・福島89期)
9/平原康多(SS・埼玉87期)


小松崎が坂井を叩いて打鐘から主導権取りに出る。中団は内に坂井も、外から宿口が追い上げて奪取。さらに宿口は福島3番手の内まで進出する。小松崎が先行する中、最終1コーナー過ぎに宿口、平原ら4車が落車。抜け出した福島3車を、木暮が追いかける展開となり、番手絶好に佐藤が差し切り1着。2着には渡部が入線も失格判定(押圧)で、小松崎が繰り上がり。3着にも木暮が繰り上がった。
※11Rレース結果

佐藤慎太郎
1着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特6・二2・準1
G1優勝:1回(2003年11月全日本選抜)
高松宮記念杯決勝:9回目(2021年6月岸和田以来)
※3年連続優出

坂井(洋)が前に出たところをすかさず仕掛けられる気持ちの強さは(小松崎)大地の強みだと思います。いいレースをしてくれました。(小松崎が)落ち着いて仕掛けていたのでワンツーを決められるかなと思っていたのですが、自分の技量不足で3着(※3着入線、繰り上がりで2着)にしているので0点に近いレースです。脚が軽くて、今日が一番体の状態が良かった。明日はさらによくなるのではと思っています。
決勝も、大地の番手。与えられた位置で頑張ります。

小松崎大地
2着/小松崎大地(S1・福島99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・青3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:4回目(2021年6月高松宮記念杯以来)
高松宮記念杯決勝:2回目(2021年6月岸和田以来)

ペース配分は良かったと思うのですが、結果的に失格、落車があったので、もう少し違う走り方があったのかなと思います。踏んでいる感じはいいです。連日、北日本でラインを作れて競走ができていることが力になっていると思います。
決勝も自力。思い切って自分の力を発揮するだけです。

【高松宮記念杯競輪(3日目)12R=西・準決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/荒井崇博(S1・佐賀82期)
3/浅井康太(S1・三重90期)
4/岡崎智哉(S2・大阪96期)
5/香川雄介(S1・香川76期)
6/谷口遼平(S1・三重103期)
7/神田紘輔(S1・大阪100期)
8/山田英明(S1・佐賀89期)
9/太田竜馬(S1・徳島109期)


岡崎が打鐘前から先行策で、大阪3車がレースの主導権を握る。6番手の谷口が最終HS過ぎから捲りを打つと、車間をあけて牽制していた古性が合わせていく。最終3コーナー過ぎに谷口マークの浅井が内に切り込んだところで、浅井が落車。直線抜け出した古性が1着ゴール。落車を逃れた荒井が2着、3着には神田が入線した。
※12Rレース結果

古性優作
1着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特3・白1・準1
G1優勝:2回(2022年2月全日本選抜)
高松宮記念杯決勝:初

ライン3人で決まるのが理想だったのですが、判断が難しかったです。状態は抜群ではないのですが、ラインの方々に助けられ、1人になってしまいましたが決勝に残れて嬉しく思っています。このバンクでのG1は決勝に乗ったことがなかったので、決勝進出が最低限の目標と思っていました。何とかスタートラインに立てたかなと思います。
決勝は単騎ですが、近畿勢の分まで力を出し切って優勝を目指して頑張りたい。自力自在です。

荒井崇博
2着/荒井崇博(S1・佐賀82期)
今回成績:一2・二1・準2
G1優勝:0回
G1決勝:7回目(2022年5月日本選手権以来)
高松宮記念杯決勝:3回目(2013年6月岸和田以来)

あそこまでヒデ(山田英明)がやってくれたので、あとはどこかこじ開ければ2着までは届くかなと。突き抜けそうな感じがあったので、(落車の)ヒデが残念です。踏み込んだ感じは悪くない。こうなったら、1回くらいグランプリに出たいですね。
決勝は(山田)庸平の番手で頑張ります。

※成績の「青」は青龍賞、「白」は白虎賞
G1優勝の( )は前回G1優勝開催
G1決勝の( )は前回のG1優出開催

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【高松宮記念杯競輪(最終日)12R=決勝】
1/古性優作(SS・大阪100期)
2/諸橋愛(S1・新潟79期)
3/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
4/成田和也(S1・福島88期)
5/荒井崇博(S1・佐賀82期)
6/小松崎大地(S1・福島99期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/園田匠(S1・福岡87期)
9/郡司浩平(SS・神奈川99期)

注目の並びは、
9郡司−2諸橋
6小松崎−3佐藤−4成田
7山田−5荒井−8園田
1古性(単騎)

まず、福島3車は小松崎を先頭に、SSの佐藤が番手、成田が3番手を固める。
九州勢は山田、荒井の佐賀両者に、3番手で園田が続く。
郡司マークは諸橋で、東の即席連携。
地元の古性は単騎で大一番に挑む。

まず、連日冷静なレース運びと力強い競走を見せる小松崎が、決勝でも佐藤、成田のタイトルホルダーを引き連れて積極策を繰り出すか。小松崎と佐藤は昨年の決勝でも連携。果敢に攻めたが着外に終わっており、巻き返しに燃える。佐藤Vなら実に2003年以来のG1優勝になる。
九州勢も好気配の3車が揃う。着実にステップアップする山田はG1決勝3回目で、決め脚も確か。また番手の荒井も快調で、近況の充実ぶりからも初のG1タイトルも視野に。
郡司は、今年ここまでのビッグレースでかみ合ってこなかったが、準決勝1着で突破。3日間番手の競走でラインに感謝を述べている。高松宮記念杯はG1初優出を決めた思い出の開催であり、昨年は途中欠場と悔しい開催でもある。抜群のスピードで、自身3回目のG1タイトル奪取に挑む。諸橋がついて2車になるのもアドバンテージとなるか。
そして、「最低限の目標」として地元G1の決勝に駒を進めた古性。単騎となったが、ここまで近畿ラインの結束力で勝ち上がってきただけに、その思いを背負って走る。真骨頂である縦横無尽の組み立てで、最高の結果を手にできるか。

※高松宮記念杯競輪G1(3日目)注目レースピックアップは次ページをご覧ください!

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