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競輪

2022/07/31

P-Navi編集部

【弥彦競輪G3】平原康多が激戦を制す

【弥彦競輪G3】平原康多が激戦を制す

2022年7月31日 弥彦競輪G3
弥彦競輪開設72周年記念「ふるさとカップ」最終日

昨年は寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(G1)が行われた弥彦競輪場で開催された「開設72周年記念ふるさとカップG3」は、4日間の日程を順調に進め、本日最終日を迎えた。
初日から激戦のレースは、鈴木庸之が苦しい展開から意地を見せる走りで初戦を1着で通過すると、2日目には諸橋愛を連れた菊池岳仁が圧巻の先行策で力を発揮するなど関東地区の活躍が際立っていた。準決勝では、その両者がアクシデントに見舞われ苦渋を飲む一方で、力の違いを見せるS級S班の吉田拓矢やアクシデントを回避して自力を繰り出した平原康多、地元の雄・諸橋愛ら関東4車が決勝に進出。さらに、福島3車や、近況充実の走りが光る荒井崇博などが決勝に駒を進めた。
その決勝レースは、果敢に先行策に出た吉田の番手から踏み出した平原が、猛チャージをかける小松崎の追撃を凌ぎ、成田と荒井の強烈な追い込みを振り切り優勝。これで、一昨年のふるさとカップと昨年の寛仁親王牌の優勝に続き、同競輪場のグレードレース開催の3連覇を決めた。

※3日目のレポートはこちら

【弥彦競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/諸橋愛(S1・新潟79期)
2/荒井崇博(S1・佐賀82期)
3/成田和也(S1・福島88期)
4/小松崎大地(S1・福島99期)
5/平原康多(SS・埼玉87期)
6/横山尚則(S2・茨城100期)
7/三谷竜生(S1・奈良101期)
8/飯野祐太(S1・福島90期)
9/吉田拓矢(SS・茨城107期)

【レース展開】
打鐘手前2コーナーで仕掛ける吉田拓矢選手

打鐘過ぎ2センターの攻防

スピードを乗せる吉田拓矢と関東ライン

最終2センターの激闘

大接戦のゴール。1着は平原康多選手

誘導以下、9吉田-5平原-1諸橋-6横山、7三谷-2荒井、8飯野-4小松崎-3成田で周回。まず三谷が赤板過ぎに吉田を抑えると、飯野も上昇して三谷をかわすと、吉田もすぐさま反撃に出て、赤板2コーナー過ぎからスパート。吉田は打鐘過ぎに飯野をたたいて、先行態勢に入ると、飯野は3番手の諸橋の位置を狙うが、これは諸橋が死守して、関東ラインが主導権を握る。小松崎は最終1センターで自力に転じて、捲りを打ち前団に迫ると、最終BSでは吉田マークの平原が番手捲りを敢行。抜け出した平原に、直線で小松崎マークの成田、さらに三谷、荒井も差を詰めるが、平原が押し切って優勝。2着に成田、3着に荒井が入線した。

【弥彦競輪G3(最終日)12R=決勝結果】
2車単5-3 2,510円(8番人気)
3連単5-3-2 13,230円(38番人気)
決まり手:捲り-差し

優勝の平原康多選手
優勝/平原康多(SS・埼玉87期)
今回成績/特1・二1・準2・決1
次走出場予定/西武園オールスター(8月9日~14日)

最終BSで、三谷(竜生)が仕掛けてくるのかなと思っていたのですが、小松崎(大地)がもの凄い勢いできていたので、ギリギリのラインで番手から出た感じでした。最後、成田(和也)さんが迫ってきているのがわかったのですが、大外もきているなという感じで、正直優勝したのがわからなかったです。後輩に着を聞いてわかりました。今開催は、結果というよりも、前回よくなかった調子をどうにかしなくてはという気持ちでいたので、そこは引き続き調整しながらいい感覚を研ぎ澄ましてオールスターに臨めたらと思いますし、平常心で目の前の一戦一戦を頑張りたいです。

優勝の喜びを表現する平原康多選手

報道陣に向けポーズをする平原康多選手

※最終日の注目選手ピックアップは
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