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競輪

2022/08/28

P-Navi編集部

【小田原競輪G3】深谷知広が5年ぶりG3優勝

【小田原競輪G3】深谷知広が5年ぶりG3優勝

2022年8月28日 小田原競輪G3
小田原競輪開設73周年記念「北条早雲杯争奪戦」最終日

8月25日より4日間の日程で行われた小田原競輪開設73周年記念「北条早雲杯争奪戦」は、地元神奈川の選手をはじめとする南関東勢が連日躍動する中、本日最終日を迎えた。ダッシュを武器にする青野将大や今年5月にS級に特別昇班した北井佑季らが気迫の先行で見せ、二次予選を通過して準決勝まで進出するなど南関勢を牽引する活躍を見せた。また、オールスター競輪のアクシデントの影響を感じさせないS級S班の郡司浩平や松谷秀幸、和田真久留、佐藤龍二の神奈川4名が決勝に駒を進めた。さらに南関東地区からは持ち前の機動力を発揮した深谷知広、田中晴基と6名が大挙優出を果たした。決勝はほかにもS班の清水裕友、約1ヶ月の欠場から復帰し2場所目の浅井康太などが33バンク特有のめまぐるしい展開を巧みに読みファイナリストとなった。
決勝は、赤板前の3コーナー過ぎの落車でけん制状態となった展開をチャンスと捉えた深谷が、赤板2コーナーから仕掛けてそのまま逃げ切りゴール。5年ぶり17回目のG3優勝を果たして、ファンの歓声を一身に受けた。

※3日目のレポートはこちら

【小田原競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/郡司浩平(SS・神奈川99期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/坂口晃輔(S1・三重95期)
4/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
5/和田真久留(S1・神奈川99期)
6/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
7/深谷知広(S1・静岡96期)
8/田中晴基(S1・千葉90期)
9/浅井康太(S1・三重90期)

【レース展開】
赤板手前の4コーナー付近

赤板でけん制状態になる各ライン

打鐘手前2コーナー、強く踏み込んだ深谷知広

最終HS、後方と大きく差をつける深谷知広

リードを保ち1着ゴールの深谷知広

誘導以下、9浅井-3坂口、2清水、7深谷-8田中、1郡司-5和田-4松谷-6佐藤で周回を重ねる。まず青板BS過ぎから郡司が上昇を開始すると、ここで田中が落車(田中は過失走行により失格)。赤板過ぎに各ラインが牽制する中、清水が内を突いて先頭に立ち、その後位に郡司が入る。田中の落車で1人になった深谷だったが、赤板2コーナーから一気にスパートを仕掛けると、後続を大きく離して単独で逃げ態勢に入っていく。2番手は清水、3番手に郡司が続き、郡司は最終2コーナー過ぎに捲りを打つが、大きくリードを保った深谷がそのまま押し切り優勝のゴール。2着に郡司、3着に郡司マークの和田が入線した。

【小田原競輪G3(最終日)12R=決勝結果】
2車単7-1 1,200円(4番人気)
3連単7-1-5 3,800円(7番人気)
決まり手:逃げ-捲り

賞金ボードを手にする深谷知広
優勝/深谷知広(S1・静岡96期)
今回成績/特2・二1・準1・決1
次走出場予定/川崎F1(9月4日~6日)

久しぶりすぎて前回の優勝の記憶があまりないですけど、素直に嬉しいです。(田中)晴基さんと上手く呼吸が合わなくて残念でした。でも、結果としては嬉しいです。接触でかなり衝撃がありました。自転車を確認して振れがなかったので、赤板のホーム線くらいで仕掛ける覚悟をして前団を見たら牽制しあっていたのでチャンスと思い、思い切り仕掛けました。カマシきっているので手応えはあったのですが、あのメンバーだったので「誰も来ないで」とずっと思っていました。落車がなければ100点満点のレースです。競輪祭に向けてトレーニングを組んでいるので、そこでいい結果を残せるように、みんなで練習していきたいと思います。

表彰式に参列者と記念撮影に臨む深谷知広

ゴール直後、ガッツポーズをする深谷知広

声援に応える深谷知広

※小田原競輪G3(最終日)の注目選手ピックアップは次ページへ→

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