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競輪

2022/09/10

P-Navi編集部

青森競輪G3(3日目)レポート

青森競輪G3(3日目)レポート

2022年9月10日 青森競輪G3
青森開設72周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」(3日目)

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【青森競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
青森記念10R準決勝。最終4コーナー抜きにかかる清水裕友
赤板で清水裕友が抑えにいくも、磯島成介は譲らずに突っ張る。磯島にはマークの新山響平が続き、清水は3番手を奪い打鐘を迎える。北3番手だった和田圭は追い上げるが、3番手は清水がキープ。磯島の先行で、最終HSから近藤隆司も仕掛けるが、最終2コーナーで新山が番手捲り。新山を追った清水が差し脚を伸ばして1着。後方から捲り追い込んだ椎木尾拓哉が2着。3着に新山が入線した。

清水裕友
1着/清水裕友(SS・山口105期)
今回成績:特3・二2・準1
G3優勝:7回(21年11月防府記念)

先頭に出ようと思って仕掛けた時に、突っ張られたら番手勝負と思っていました。岩津(裕介)さんが位置を確保してくれたから良かったものの、(北日本の3番手に)入れたのは結果オーライでした。何とか1着を取れて良かったです。優勝狙って頑張ります。
決勝は自力、総力戦です。

椎木尾拓哉
2着/椎木尾拓哉(S1・和歌山93期)
今回成績:一3・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:14回目(21年12月伊東以来)

(最終BSでは)イチかバチか、あそこで仕掛けないと松村(友和)さんのチャンスも無いと思ったので。どこまで行けるかと思ったのですがしっかり仕掛けて、「ダメでも」という気持ちで行ったのが良かったのかもしれません。調子が上がってきている証拠だと思います。感じも体調も悪くないので、あと一走、頑張ります。
決勝は、吉田(拓矢)の番手。

新山響平
3着/新山響平(S1・青森107期)
今回成績:特8・二2・準3
G3優勝:4回(20年3月玉野記念)

磯島(成介)が突っ張りきって強かったので、僕もしっかり付いて行きました。清水(裕友)が3番手に入りましたけど、近藤(隆司)さんの影も見えたので、前に踏み出していかないとコーナー出口で踏み負けてしまうと思って踏んだのですが、今日は体が重かったです。連日、前と後ろに助けられて勝ち上がりの権利を取れているのでありがたいです。
決勝は、中野(慎詞)の番手。優勝を狙うだけです。

10Rレース結果

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【青森競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】

青森記念11R準決勝。先行する中野慎詞

赤板で山田英明が前を抑えると、赤板2コーナーで吉田拓矢が山田のインを突いて、関東3車が先頭に立つ。7番手の中野慎詞は打鐘前からスパートすると、吉田を最終HS過ぎに叩き切って主導権を奪い返す。中野には内藤宣彦がピタリとマークし、吉田は北の3番手を捌いて奪取する。中野はそのまま後続を振り切ってデビューから負けなしの30連勝で、記念初出場・初優出。2着にマークの内藤、外から差を詰めるも吉田が3着。

中野慎詞
1着/中野慎詞(S2・岩手121期)
今回成績:一1・二1・準1
G3決勝:初(G3初出場)

(30連勝達成だが)今日も、連勝を意識することなく力を出し切れるよう、冷静に走れたので良かったです。強い選手がたくさんいる中で、今の自分の力では捲り勝負はできない、先頭を取ることで能力を発揮できると思っていました。躊躇(ちゅうちょ)なく仕掛けられたと思います。ゴール線を過ぎるまで全力で踏みました。明日、北日本から優勝者を出せるように。しっかりと全力で頑張りたいと思います。
決勝は、自力です。

内藤宣彦
2着/内藤宣彦(S1・秋田67期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:1回(01年6月弥彦・後節)

ホッとしました。バックストレッチが向かい風だったので、打鐘で(中野が)仕掛けたところはキツかったです。最終1センター付近で吉田(拓矢)が後ろに下がったので、勝負が決まったと思いました。最後、抜かれたと思ったのですが、残っていたのですね。今日、ウォーミングアップした感じは一番、軽かったです。地元記念の決勝は、G1並に嬉しいですね。
決勝は、北日本の3番手。

吉田拓矢
3着/吉田拓矢(SS・茨城107期)
今回成績:特5・二4・準3
G3優勝:4回(22年5月宇都宮記念)

打鐘では、全開で踏まずにペースでという感じでした。(中野慎詞が)強かったですね。内藤(宣彦)さんも強かったです。ライン3人揃って来て、出させたらキツいと思ったので3番手を狙いました。感じは悪くないのですが、自転車としっくりきていない感じがあります。どうにか調整したいです。頑張ります。
決勝は、自力です。

11Rレース結果

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【青森競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
青森記念12R準決勝。ゴール前勝負。
赤板2コーナー過ぎに酒井雄多が前を抑えると、菊池岳仁がすぐさま仕掛けて、酒井を叩き先行態勢に入っていく。菊池、池田勇人の関東ラインには郡司浩平が3番手で続く。郡司は最終2コーナーから捲り発進し、最終BSで菊池をとらえて、マーク和田真久留とともに出切る。ゴール前では和田が差し切り1着、2着に郡司で、初日特選に続いて神奈川同期のワンツーが決まった。単騎の三谷将太が中団から捲り追い込んで3着に入線。

和田真久留
1着/和田真久留(S1・神奈川99期)
今回成績:特1・二3・準1
G3優勝:2回(20年8月小田原記念)

横に動ける単騎勢もいたので、自分の位置を守ることを考えていました。余裕を持っては挑めなかったです。前の選手を追走して、いい着を取らせてもらっているだけなので、調子云々というより前を走る選手の頑張りにつきます。
決勝は、(郡司)浩平の番手です。援護できるように頑張ります。

郡司浩平
2着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二2・準2
G3優勝:14回(22年4月川崎記念)

3番手を確保してからは、最終2コーナーでは仕掛けようと思っていたので、そこからは力勝負で、行けるか、行けないかでした。連日、(後ろに)差されているのですが、自転車の微調整をしながら手応えを感じつつあります。課題点が出始めてきたので、収穫のある3日間だと思います。
決勝は僕が前で、自力です。(中野慎詞は)勢いがあるのですが、それを次の共同通信社杯にもっていかせないためにも、意識して走りたいと思います。

三谷将太
3着/三谷将太(S1・奈良92期)
今回成績:一3・二2・準3
G3優勝:1回(21年5月奈良G3)

菊池(岳仁)が先行すると思って、そのラインに付いていたのですが、自分で動いた方が展開が面白くなると思い、4番車(酒井雄多)が仕掛けたところを付いて行きました。混戦に誘い込めたかなと思います。近畿2人で走ることも考えましたが、S級S班の(清水、吉田)2人の番手が空いている。こんなチャンスもないので、お互いに別々を選択しました。
決勝は、清水(裕友)の番手です。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝の( )は前回のG3優出開催

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【青森競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/中野慎詞(S2・岩手121期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/和田真久留(S1・神奈川99期)
4/三谷将太(S1・奈良92期)
5/新山響平(S1・青森107期)
6/内藤宣彦(S1・秋田67期)
7/吉田拓矢(SS・茨城107期)
8/椎木尾拓哉(S1・和歌山93期)
9/郡司浩平(SS・神奈川99期)

注目の並びは
1中野−5新山−6内藤
2清水−4三谷
9郡司−3和田
7吉田−8椎木尾

デビューから30連勝で無傷の勝ち上がりを見せた中野慎詞に、地元記念2回目の優勝を狙う新山響平、3番手にベテランの内藤宣彦が結束する北日本ライン。
初日特選、準決勝と同じく郡司浩平に和田真久留がマークする南関東2車ライン。
調子を取り戻しつつある清水裕友には三谷将太が付き、吉田拓矢の番手に椎木尾拓哉が付く即席ラインの4分戦となった。

準決勝ではS級S班を相手に、連勝をさらに伸ばした中野が力を出し切る競走で主導権を握ると、中野自身も含めて北日本ラインから優勝者が出る可能性は高くなりそうだ。だが、今後の戦いを見据えたS級S班の郡司や清水、吉田らの走りにも期待が集まるところ。話題を集める新鋭レーサーがS級S班の3名にどう挑むのか、大注目の一戦となった。

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\青森競輪G3(3日目)注目選手・ピックアップ/
【3日目・9R=S級特選】
福永大智
今シリーズ先行で2勝目
1着/福永大智(S2・大阪113期)

昨日よりバンクが重かったです。風も感じたので、最後は思ったより伸びなかったですね。準決勝に進みたかったのですが、今日はしっかり勝ちたいと思ったので良かったです。元々は捲りのタイプなのですが、先行が一番強い戦法。戦い方は決めこまずに、先行で通用できるように頑張っています。明日もしっかりいい着を取りたいです。

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