【レインボーカップA級F】佐々木龍が勝利

2022年12月18日　広島競輪
開設70周年記念「ひろしまピースカップ」最終日
第9レース／レインボーカップA級ファイナル

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S級2班へ特別昇級を賭けた一発レース。次期S級を確定させているメンバーは次戦の弾みに、S級返り咲きを狙える早坂、飯田の二人にとっては勝負の一戦となった。
それぞれの思惑が交錯したレースは、最終BS9番手の佐々木が、連携した飯田の後位から巧みなコースを突き、ゴール前鋭く伸びて1着。2着は鈴木薫、3着には吉田篤史が入り、この3名が一足早くS級昇級の切符を手にした。

※前検日レポートはこちら

【広島競輪（最終日）9R＝レインボーカップA級ファイナル】
1／緒方将樹（A1・熊本117期）
2／山田雄大（A1・埼玉117期）
3／佐々木龍（A1・神奈川109期）
4／吉田篤史（A1・奈良109期）
5／鈴木薫（A1・東京115期）
6／早坂秀悟（A1・茨城90期）
7／仲野結音（A1・大阪117期）
8／藤木裕（A1・京都89期）
9／飯田憲司（A1・静岡96期）

【レース展開】

誘導以下、7仲野－4吉田－8藤木、9飯田－3佐々木、1緒方、6早坂、2山田－5鈴木で周回。まず山田が上昇していき、仲野をかわして先頭に立つ。赤板過ぎ2コーナーから飯田が内からポジションを上げると、3番手の仲野は打鐘でスパートして山田を叩いていく。山田はインで粘り、近畿ラインの3番手を奪取。最終HS8番手から緒方が捲りを放つと、最終BSで吉田のけん制もパスして先頭に立つ。吉田は緒方にスイッチして、直線で抜け出しを図るが、佐々木が最終BS9番手からコースを見極めて、最後は外から鋭く差し切って1着。外伸びた鈴木が2着、3着に吉田が入線した。

【広島競輪（最終日）9R＝レインボーカップA級F結果】
2車単3-5　3,450円（12番人気）
3連単3-5-4　25,980円（95番人気）
決まり手：差し－差し

優勝／佐々木龍（A1・神奈川109期）

理想の位置からスタートできました。仲野君もすかさず仕掛けてくれて、展開も向いたのかなと思います。僕は飯田さんを追走することが一番。落ち着いて、瞬時に自分のコースを探して、あきらめずにゴールまで踏もうと思っていたのが自分に向きました。1着で良かったです。目の前のレースをいつも通り集中するだけですが、賞金上積みできたのも大きいですね。

◆2着の鈴木薫（A1・東京115期）
その場の判断で、山田君にお任せでした。3番手並走でも競り負ける脚ではないと思っていたので、安心していました。中団をうまく最終BSで取れていたので、ギリギリ最後届くか、届かないか。優勝したかったので悔しいですね。A級に落ちて、逃げの本数が減っていたので、また戻していきたいです。

◆3着の吉田篤史（A1・奈良109期）
出切るのは問題なかったですが、緒方君が早めの捲りで対応できませんでした。仲野君には悪いけど、切り替えさせてもらったという感じです。緒方君が垂れてきたところを待たずに行きましたが、脚が一杯でした。仲野君も行ってくれて、藤木さんも固めてくれたのに、情けないです。（特昇は）ありがたいし、思い切りいきたいですね。