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競輪

2023/02/04

P-Navi編集部

奈良競輪G3(準決勝)レポート

奈良競輪G3(準決勝)レポート

2023年2月4日 奈良競輪G3
開設72周年記念「春日賞争覇戦」(3日目)

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【奈良競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
奈良記念10RS級準決勝
赤板前に飯野祐太が上昇を試みるも、晝田宗一郎が譲らず。7番手から中西大がスパートすると、打鐘過ぎに晝田を叩いて、中西、三谷竜生、栗山俊介の近畿3車が出切る。中西の先行で後続からの仕掛けは及ばず、ゴール前に三谷が中西を差し切って今開催3連勝のゴール。2着に中西、3着に栗山で近畿ラインの上位独占が決まった。

三谷竜生
1着/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回成績:一1・二1・準1
G3優勝:5回(19年12月伊東記念)

(中西が)いいタイミングで行ってくれたし、しっかり仕掛けてくれたので嬉しいですね。余裕があり、しっかり走れていると思います。ずっと調子はいいですね。地元記念なので、気合も入っています。
決勝は、自分の仕事をしっかりとして優勝できるように頑張りたいですね。山田久徳の後ろ。

中西大
2着/中西大(S1・和歌山107期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(22年12月松戸以来)

最高の結果だし、展開も良かったですね。2日目に、組み立てを失敗しているので、そうならないようにと思っていました。初日、2日目に比べて、脚の感じはよかったです。明日は、与えられた場所で頑張るだけです。
(決勝は)自力。

栗山俊介
3着/栗山俊介(S2・奈良103期)
今回成績:一2・二3・準3
G3優勝:0回
G3決勝:初

前の2人に付いていくだけだったのですが、打鐘過ぎに遅れてしまって。何とか凌げて、よかったです。明日は、勝負どころで遅れないようにするだけ。脚の感触は悪くないと思います。記念の決勝に、まさか乗れると思っていなかったので嬉しいです。
決勝は、近畿の4番手。前にしっかり付いていくだけです。

10Rレース結果

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【奈良競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
奈良記念11RS級準決勝
赤板過ぎに松井宏佑が取鳥雄吾を叩いていくが、赤板2コーナーから小松崎大地もスパート。松井との主導権争いとなるが、小松崎が最終HSで叩き切る。単騎の皿屋が最終2コーナー付近から捲りを打ち、直線で前団をとらえて1着。小松崎マークの佐藤慎太郎が2着。小松崎も粘りこみを図るが、最終BS9番手だった柏野が最終2センターを巧みなコース取りで抜け出して3着に入線。

皿屋豊
1着/皿屋豊(S1・三重111期)
今回成績:一1・二4・準1
G3優勝:0回
G3決勝:3回目(22年10月松阪以来)

2日目に失敗したので、今日は見せ場をと思っていました。普段やらないようなレースができたのでよかったです。並走で頑張った結果、1着に届く位置にいられたのかなと思います。今日の様なレースを常にやっていけたら、ラインも長くなるし、競走得点も上がる。そうなると勝ちやすくなると思うので、一戦一戦、気を緩めずにやっていきたいと思います。
決勝は、自力。1着取れるように頑張りたいと思います。

佐藤慎太郎
2着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特6・二1・準2
G3優勝:10回(22年4月平塚記念)

厳しいメンバーの中で、(小松崎)大地が一番、若々しいレースをしたと思います。連日いいレースをしてくれていたので、今日は残したかったですが、かなり離れたところを踏んできていたので……。いつも頑張ってくれているから、一緒に決勝に乗りたかったです。今開催中に調子が上がるというよりは、トレーニングができているので、どんどん上積みされていくのではないかと思います。
決勝は、新田の後ろで頑張ります。

柏野智典
3着/柏野智典(S1・岡山88期)
今回成績:一2・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:21回目(22年3月玉野以来)

(レース中)脚を使っていなかったのは僕だけ。落ち着いて走れたし、チャンスがあるなと思いました。凄くいい感覚はないのですが、しっかりレースはできるなと感じています。
決勝は、皿屋君の番手。初めての連携です。

11Rレース結果

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【奈良競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
奈良記念12RS級準決勝
先頭の中井俊亮が徐々にペースを上げて先行態勢に入る。打鐘で新田祐大が仕掛けるが、中団の嘉永泰斗ともつれて最後方まで後退。新田マークだった阿部拓真は、嘉永の内を突いて中団までポジションを上げる。近畿ラインが主導権を握る中、9番手の新田は態勢を立て直して、最終HSから捲りを打つ。中井マークの山田久徳が車間を切ってけん制するが、新田のスピードが上回り、最終2センター付近で新田が先頭に立ち、そのまま1着ゴール。山田は直線詰め寄るも2着。中団から阿部も新田を追って踏み3着に入線した。

新田祐大
1着/新田祐大(SS・福島90期)
今回成績:特5・二2・準1
G3優勝:10回(23年1月立川記念)

嘉永(泰斗)君のけん制に対応しきれなかったですね。金網にはギリギリぶつからなかったです。その後は、行けるところまで行くしかないと思いました。めちゃくちゃキツかったです。けん制を受ける前の踏み出しやタイミング、そこまでの動きはよかったと思います。
決勝は、阿部君の後ろ。いい結果を出せるように頑張りたいです。

山田久徳
2着/山田久徳(S1・京都93期)
今回成績:特9・二1・準2
G3優勝:4回(22年10月松阪記念)

打鐘過ぎ、新田(祐大)さんがバンクの上の方に飛んで行ったのが見えたので、ラインで決まるかもしれないと思ったのですが、最終ホーム過ぎに凄いスピードで(新田さんが)飛んできた。対応できないスピード差でした。昨日、今日は悪くない感じでした。
決勝は、中西君の番手。

阿部拓真
3着/阿部拓真(S2・宮城107期)
今回成績:一4・二2・準3
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(22年6月松戸以来)

(アクシデント後の)新田(祐大)さんが見えてから、すかさず追いかけて、なんとか3着に入れたので、状態は上向きなのかなと思います。必死に追いかけた感じですね。自分の役割を果たして頑張りたいと思います。
決勝は、北日本の前で頑張りたいと思います。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回の優勝
※G3決勝の( )は直近の優出

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【最終日12R=S級決勝】
1/三谷竜生(S1・奈良101期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/柏野智典(S1・岡山88期)
4/皿屋豊(S1・三重111期)
5/新田祐大(SS・福島90期)
6/栗山俊介(S2・奈良103期)
7/山田久徳(S1・京都93期)
8/阿部拓真(S2・宮城107期)
9/中西大(S1・和歌山107期)

注目の並び想定は
9中西—7山田—1三谷—6栗山
8阿部—5新田—2佐藤
4皿屋—3柏野

決勝は、中西大の番手に山田久徳、三谷竜生、栗山俊介で結束した近畿勢。
阿部拓真に新田祐大、佐藤慎太郎が続く北日本勢。
皿屋豊の後ろには柏野智典が付く即席ラインとなった。

連日地元地区のプレッシャーを弾き返す戦いの中西が、4車ラインの先頭で、主導権を握る競走をすると、番手の山田や3連勝で決勝進出した三谷に勝機が訪れそう。しかし、S級S班の意地を見せたい新田や佐藤も、阿部の仕掛けに乗って、上位争いを演じてこよう。また、準決勝で見せた強襲力を持つ皿屋や、近況好調の柏野からも目が離せない。
奈良33バンクを舞台にした激戦必至の一戦にご注目ください。

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