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競輪

2023/05/06

P-Navi編集部

日本選手権競輪G1(準決勝)レポート

日本選手権競輪G1(準決勝)レポート

2023年5月6日 平塚競輪場
第77回日本選手権競輪G1(5日目)

【今開催の現地レポート】
注目チャリレンジャーインタビュー
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ガールズケイリンコレクション前検日 3日目

※決勝進出のチャリレンジャーコメント詳細はこちらからご覧ください!

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【日本選手権競輪(5日目)9R=S級準決勝】
1/新山響平(SS・青森107期)
2/吉澤純平(S1・茨城101期)
3/荒井崇博(S1・長崎82期)
4/三谷竜生(S1・奈良101期)
5/眞杉匠(S1・栃木113期)
6/和田圭(S1・宮城92期)
7/山田庸平(S1・佐賀94期)
8/稲川翔(S1・大阪90期)
9/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
第77回日本選手権競輪G1、9RS級準決勝
三谷竜生が赤板前に上昇するも、新山響平が突っ張る。赤板2コーナーから今度は眞杉匠が仕掛けるが、これも新山が突っ張って、北日本ライン3名が主導権を握っていく。眞杉は最終1センター付近で後退、マークの吉澤純平が北日本ラインを追う。新山は快ペースのまま直線に向くと、マークの佐藤慎太郎が差し切り1着。2着に新山が逃げ粘り、3着は吉澤も差を詰めるが、3番手の和田圭が入り、北日本ラインの上位独占が決まった。

佐藤慎太郎
1着/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
今回成績:特3・G4・準1
G1優勝:1回(03年11月全日本選抜)
ダービー決勝:6回目

(新山)響平が強かった。眞杉(匠)も俺のところを狙いにきた感じでもなかったので、上手く対応できたと思います。脚力を使ったので、最後どうかなと思ったのですが。4コーナーでお客さんの「抜けー」が聞こえ、気合が入りました。最近、響平が強くなっていくスピードと、自分の衰えを感じていたのですが、今日それが気のせいだと分かりました。きっちり頑張ります。

決勝は、響平の番手。

新山響平
2着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特2・G2・準2
G1優勝:1回(22年11月競輪祭)
ダービー決勝:初

車番が良かったので、前2日間でやれなかったこと(突っ張り先行)をやることができて、よかったです。赤板2コーナー、眞杉(匠)が仕掛けやすくなる位置だったので、警戒していて、タイミングよく踏めたと思います。ちょっとオーバーペースになったので、最後は垂れました。ライン3人で決勝に上がれたのは、めちゃくちゃ嬉しいですし、このメンバーで勝ち上がれたのは、自信になります。

決勝は、自力です。

和田圭
3着/和田圭(S1・宮城92期)
今回成績:一1・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:初

僕は、常にレッドゾーンで限界でした。おんぶに抱っこで決勝まで来ました。本当に、(新山)響平と(佐藤)慎太郎さんのおかげです。最終BSで少し気持ちが楽になって、少しだけ車間を空けて後方から来たラインをどうするかの感じでしたが、後ろを振り返る余裕はなかったです。最後、全力で外を踏んで、吉澤(純平)さんにかわされなかったので良かったですね。

決勝は、北日本の3番手。

9Rレース結果

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【日本選手権競輪(5日目)10R=S級準決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/和田健太郎(S1・千葉87期)
3/神山拓弥(S1・栃木91期)
4/小倉竜二(S1・徳島77期)
5/吉田拓矢(S1・茨城107期)
6/松坂洋平(S1・神奈川89期)
7/古性優作(SS・大阪100期)
8/長島大介(S1・栃木96期)
9/犬伏湧也(S1・徳島119期)
第77回日本選手権競輪G1、10RS級準決勝
赤板1センター付近で犬伏湧也が吉田拓矢をおさえて先頭に立つも、打鐘前の2コーナーから8番手の脇本雄太がスパート。脇本は打鐘後2センターで犬伏を叩き、近畿両者がレースの主導権を握っていく。犬伏は3番手で最終HSを通過。脇本は圧巻のスピードでリードを保つと、そのまま押し切り1着。2着はマークの古性優作で近畿SSワンツー。3着に犬伏が入線した。

脇本雄太
1着/脇本雄太(SS・福井94期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特8・二1・準1
G1優勝:7回(22年8月オールスター)
ダービー優勝歴:2回(19年松戸、22年いわき平)

犬伏(湧也)君が先頭に出てから、後ろの様子を窺うような感じだったので、そこで迷いが生じると負ける可能性もあると思っていました。ラインで決まったことを喜びたいです。連覇に関しては意識せず、古性(優作)君といつも通りの戦いをすれば、おのずと結果もよくなると思っています。身体の不安は、全く無いとは言い切れません。まだまだだと思います。最高峰のタイトルで、過去に2回獲っていますが、その事も考えず、常に優勝を目指して頑張るだけです。

決勝は、自力。

古性優作
2着/古性優作(SS・大阪100期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特5・二1・準2
G1優勝:4回(23年2月全日本選抜)
ダービー決勝:3回目

(脇本は)最終BSの踏み直しがすごくて、追いつかない感じでした。緩急がすごくてキツかったです。ただただ、強かったです。昨日、自転車との一体感で、変な感じがしていました。加速して行った時に、踏み込めていない感じがありますね。

決勝は、脇本さんの番手。

犬伏湧也
3着/犬伏湧也(S1・徳島119期)
今回成績:一2・二1・準3
G1優勝:0回
G1決勝:初

脇本(雄太)さんに行かれてしまいましたが、決勝に乗れて良かったです。気付いたら脇本さんが来ていたので、慌てて踏んだ感じでした。すごく強くて、完全に力負けした感じで、あれぐらいできないといけないと思いました。G1の決勝を目標にしていたのですが、出来過ぎかなと。しっかり頑張りたいです。脚の感じは、すごくいいと思うので、もっといいパフォーマンスを出したいです。

決勝は、自力。

10Rレース結果

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【日本選手権競輪(5日目)11R=S級準決勝】
1/深谷知広(S1・静岡96期)
2/清水裕友(S1・山口105期)
3/守澤太志(SS・秋田96期)
4/香川雄介(S1・香川76期)
5/山口拳矢(S1・岐阜117期)
6/橋本優己(S1・岐阜117期)
7/小原太樹(S1・神奈川95期)
8/渡邉一成(S1・福島88期)
9/郡司浩平(SS・神奈川99期)
第77回日本選手権競輪G1、11RS級準決勝
赤板過ぎに橋本優己が仕掛けるも、渡邉一成も突っ張る。両ラインの争いを、打鐘から深谷がスパートして、南関東ラインが先手を奪っていく。最終2コーナー過ぎから清水裕友が捲りを打ち、深谷マークの郡司浩平がけん制するも、最終2センターで郡司が落車。清水が逃げる深谷を捲り切って1着。落車をかわした山口拳矢が外伸びて2着。香川雄介が3着に入線した。

清水裕友
1着/清水裕友(S1・山口105期)
今回成績:特2・G9・準1
G1優勝:1回(22年2月全日本選抜)
ダービー決勝:4回目

1年ぶりのダービー決勝は、嬉しいですね。深谷(知広)さんのスピードをもらいながら仕掛け、どこまで行けるかでしたが、最終2コーナーでけん制の煽りで、スライスしかけたが、何とか伸びてくれました。自力で勝ち上がれたのは、すごく嬉しい。明日、しっかり頑張りたいです。

決勝は、犬伏君の番手。

山口拳矢
2着/山口拳矢(S1・岐阜117期)
今回成績:一1・二3・準2
G1優勝:0回
G1決勝:初

初日を走った時から、何となくいい感触があり、もしかしたら行けるかなと思いました。ウォーミングアップも今日が一番良かった気がします。最終BSで、守澤(太志)さんと郡司(浩平)さんの動きが気になったので、わざと前の動きに付いていかずにいたため、落車を避けられたと思います。

決勝は、単騎で自力。1人なので優勝を狙います。

香川雄介
3着/香川雄介(S1・香川76期)
チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二3・準3
G1優勝:0回
G1決勝:7回目(23年2月全日本選抜以来)
ダービー決勝:2回目

打鐘で、(山口)拳矢が降りてきたので、清水(裕友)を追走すると失格になると思い、拳矢の動きについていくことにしました。ゴール前、深谷(知広)を捕えられそうだったので、思いきり踏みました。流れもありますが、実力もあるのかなと思います。状態は、悪くないです。

決勝は、中国四国の3番手。

11Rレース結果

※成績のG=ゴールデンレーサー賞
※G1優勝の( )は前回の優勝
※G1決勝の( )は直近の優出、新人王は除く

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【最終日・11R=S級決勝】
1/脇本雄太(SS・福井94期)
2/佐藤慎太郎(SS・福島78期)
3/清水裕友(S1・山口105期)
4/山口拳矢(S1・岐阜117期)
5/新山響平(SS・青森107期)
6/和田圭(S1・宮城92期)
7/犬伏湧也(S1・徳島119期)
8/香川雄介(S1・香川76期)
9/古性優作(SS・大阪100期)

注目の並び想定は
1脇本-9古性
5新山-2佐藤-6和田
7犬伏-3清水-8香川
4山口(単騎)

決勝は、脇本雄太の番手は、古性優作が付く近畿2車。
新山響平には、準決勝と同じ佐藤慎太郎と和田圭が結束する北日本ライン。
中四国の3車は、犬伏が先頭で、四国両者の間に清水裕友が入る形で結束。
山口拳矢は単騎となった。

準決勝で、盟友・古性が舌を巻くほどの先行力を見せた脇本と、今シリーズ自信に満ちた先行で他を圧倒した新山の自力対決に注目が集まりそう。脇本はダービー連覇がかかっており、達成なら三谷竜生以降、史上8人目の快挙に挑む。昨年末の平塚グランプリもで脇本とワンツー決着した古性は、2月全日本選抜に続いてのG1連続優勝&初のダービー王戴冠をもくろむ。
また、G1初の決勝進出の犬伏は、二次予選で見せた破壊力のあるカマシを武器に、ラインでの上位を狙ってくるだろう。犬伏が主導権取りなら、4連続でダービー優出の清水が番手優位に進める展開もあるか。
単騎戦となった山口も、初のG1決勝の舞台で虎視眈々と一発逆転を狙う。
ハイスピードでスリリングな展開が予想される今年のダービー決勝。目が離せない一戦を制するのは!?

※5日目のピックアップレーサーは、次ページをご覧ください!

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