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競輪

2024/02/09

P-Navi編集部

全日本選抜競輪G1(初日)レポート

全日本選抜競輪G1(初日)レポート

2024年2月9日 岐阜競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
第39回読売新聞社杯 全日本選抜競輪G1(初日)

今年最初のG1「全日本選抜競輪」が本日(9日)より岐阜競輪場で開幕した。
初日から激戦の連続で、3連単10万円オーバーの高配当が3回、計8レースが万車券決着と波乱含みの1日となった。シリーズは、ここからさらにヒートアップすることは間違いなく、見逃せない熱戦が続いていく。
2日目は、初日の特別選抜予選(第10~第12レース)で上位3着以内に入った9選手による「スタールビー賞」(第12レース)、一次予選の1着から4着、特別選抜予選の4着から9着の選手による「二次予選」(第6レースから第11レース)が行われる。なお、スタールビー賞は失格等を除き準決勝進出が確定、そして二次予選は、1着~3着が準決勝に進出できる。

※前検日レポートはこちら
※勝ち上がり詳細

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【初日・10R=特別選抜予選】
令和6年能登半島地震復興支援競輪岐阜競輪第39回読売新聞社杯全日本選抜競輪G1初日10RS級一次予選
赤板で嘉永泰斗が抑えに行くと、前受けの脇本雄太は突っ張っていく。赤板2コーナーで松井宏佑が上昇し、脇本をかわして先頭に立つと、後続を確認しながらペースを上げて先行態勢に入っていく。4番手に嘉永、5番手に脇本の態勢で最終HSを通過。最終BSで嘉永が捲りを打つが、3番手の渡部幸訓と並走に。松井マークの深谷知広は直線で抜け出して1着。2着争いは混戦も、5番手の脇本の仕掛けから直線伸びた南修二、東口善朋が入線した。

1着:深谷知広(SS・静岡96期)
2着:南修二(S1・大阪100期)
3着:東口善朋(S1・和歌山85期)

【初日・11R=特別選抜予選】
令和6年能登半島地震復興支援競輪岐阜競輪第39回読売新聞社杯全日本選抜競輪G1初日11RS級一次予選
眞杉匠が新田祐大を抑えると、そのまま先行態勢に。犬伏湧也が赤板2コーナー過ぎからスパートすると、最終HSで眞杉を叩き切って、主導権を握っていく。4番手には眞杉が続き、最終HSから古性が捲りを打つと、眞杉がけん制。犬伏マークの清水裕友が番手絶好に抜け出しを図るが、最終BS8番手から新田祐大が捲り追い込み、ゴール前で清水をかわして1着。2着に清水、中四国ラインの3番手回りの山田英明が3着に入線した。

1着:新田祐大(S1・福島90期)
2着:清水裕友(SS・山口105期)
3着:山田英明(S1・佐賀89期)

【初日・12R=特別選抜予選】
令和6年能登半島地震復興支援競輪岐阜競輪第39回読売新聞社杯全日本選抜競輪G1初日12RS級一次予選
新山響平が前団に並びかけるも、赤板から寺崎浩平が突っ張る。一度引いた新山は打鐘から再度踏み込み、寺崎と新山の主導権争いになる。寺崎は譲らず近畿ラインが先行し、新山は後退。新山マークの佐藤慎太郎は4番手で松浦悠士と並走となる。最後の直線に向くと、寺崎マークの稲川翔が差し脚を伸ばして1着。近畿3番手の村上博幸が2着で、近畿ワンツー。郡司浩平マークだった松谷秀幸が直線外伸びて3着に入線した。
1着:稲川翔(S1・大阪90期)
2着:村上博幸(S1・京都86期)
3着:松谷秀幸(S1・神奈川96期)

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【2日目・12R=スタールビー賞】
1/稲川翔(S1・大阪90期)
2/清水裕友(SS・山口105期)
3/新田祐大(S1・福島90期)
4/東口善朋(S1・和歌山85期)
5/深谷知広(SS・静岡96期)
6/村上博幸(S1・京都86期)
7/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
8/山田英明(S1・佐賀89期)
9/南修二(S1・大阪88期)

並び想定は
1稲川—9南—4東口—6村上
2清水—8山田
5深谷—7松谷
3新田(単騎)

スタールビー賞は、稲川翔の番手に南修二で、東口善朋、村上博幸の4車で結束する近畿ライン。
清水裕友には、初日同様に山田英明が付く2車。
深谷知広の後ろには、松谷秀幸が続く南関東の2車ライン。
新田祐大は単騎の競走となった。

ここは、積極性が一番高い深谷が主導権を握って自力を試しそうで、南関東勢がレースを優位に進めてくるか。
しかし、好位を確保してからの素早い巻き返しがある清水や、力強い捲りを武器にする新田も単騎ながら要注意。
そして、注目は4車で結束した近畿ライン。先頭を任された稲川が黙って指を咥えているはずがなく、責任を果たす競走を見せてくるだろう。準決勝の権利あるスタールビー賞だが、シリーズ後半へ弾みを付けたい9選手の動向に注目だ。

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稲川翔
1/稲川翔(S1・大阪90期)
初日12R:1着

正直、(前を)取れるとは思わなかったですけど、一個でも前の方が、寺崎(浩平)も、のびのび走れるかなと。ドンドン来ると思っていたので、逆に松浦(悠士)、郡司(浩平)が来なかったのは、逆に予想外。僕がそれで焦ってしまいました。あそこまで行ってくれたのを無駄にしたくなかったので、せめて博幸さんと決めたいと。振り返ったら、いろいろもっと違う形にした方が良かったと思いますが、結果はああいう形で。寺崎君にはドンドン強くなってほしいし、準決勝、決勝で一緒に走るためにも、自分が頑張らないと。

(スタールビー賞は)自分で出来ることをする。自力。

清水裕友
2/清水裕友(SS・山口105期)
初日11R:2着

(犬伏の仕掛けが)強烈でしたね。初手もあれで、あとは犬伏君がカマせるかどうか。3人が出切って、中団で古性(優作)さんが追い上げてきたけど、バッティングしていたのが見えたので、決まったかなと思ったけど、ちょっと最後は大ソロで新田さんの勢いがすごかったです。初日の犬伏の後ろはキツイ。めっちゃ強かったです。ちょっと重たく感じて、身体に硬さがあるので、しっかり疲れを取って頑張ります。

(スタールビー賞は)自力。

新田祐大
3/新田祐大(S1・福島90期)
初日11R:1着

前か、入れたところから勝負。犬伏(湧也)君が出て行って、位置的には眞杉君か古性君になると思っていましたが、眞杉君がだいぶスピード上げてから、犬伏君のカマシだったので、眞杉君はあの位置を死守するんじゃないかなと。自分のポイントが必ず来ると思っていたので、そこで必ず踏もうと思っていました。ヒデ(山田英明)さんが3番手で遅れ気味でホームを通過して、それを目指して古性君が仕掛けて、眞杉君がブロックしていたので、タイミングはズレ込みましたが、あとは自分がフリーになったところから。タイミングは悪くない範囲でした。清水(裕友)君が番手から出ていった時には追いつかない、平原(康多)さんと3着争いになると思っていました。しっかり踏み込むタイミングで体が反応してくれたので、悪くないです。

(スタールビー賞は)自力。

東口善朋
4/東口善朋(S1・和歌山85期)
初日10R:3着

(脇本雄太が)突っ張るとは思っていなかったですが、嘉永(泰斗)が抑えに来るのもどうかなと思って、突っ張るのもあるかと構えたので、大丈夫でした。脇本君が位置を取る競走してくれて、僕らにもチャンスができました。最後は、コースだけ見極めて。止まらなかったので、勇気をふり絞っていきました。集中もできています。(体調も)大丈夫です。どうなるか分からないですが、雰囲気も脚も悪くないので、自分に期待したいと思います。

(スタールビー賞は)近畿の3番手。

深谷知広
5/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
初日10R:1着

スタートは理想的な位置でした。想定していた中のひとつ。ワッキー(脇本雄太)が踏んだ時点で、想定よりいい流れになったと思ったので、あとは落ち着いて、松井が駆けてくれました。本当にいい先行だったので、ちょっと自分の判断がよくなかったかなと思います。嘉永(泰斗)が踏みこんできて、そこは止まると思いましたが、あとはワッキーも(山口)拳矢もいますし、そこの判断がどっちかなと。レースを見直して、いろいろ反省したいと思います。前が強かったので、それに乗っかっただけですが、悪くはないので、しっかり準備したい。(体調も)問題ないです。

(スタールビー賞は)自力。

村上博幸
6/村上博幸(S1・京都86期)
初日12R:2着

自分は後ろに松浦(悠士)がいたのが分かっていたので、しっかり内をしめることを考えて走りました。寺崎も2周行って、キツかったと思いますが、それなりに(稲川)翔が考えて走ってくれると思ったので。気持ちに余裕はなかったですが、3番手の仕事しようと思っていたので、それで2着は、自分の中ですごく嬉しい。実際、自転車の感覚は戻っていないですが、脚的に軽かったです。

(スタールビー賞は)近畿の4番手。

松谷秀幸
7/松谷秀幸(S1・神奈川96期)
初日12R:3着

初手は中団からでしたが、あとはいつも通り、(郡司)浩平が行けるか、行けないかの勝負だなと。あと1周で外にいけるところがありましたけど、浩平も悩んだところで内に行って、詰まったので、本人が一番悔しいと思います。自分は浩平が確保してからと思っていたけど、3コーナーでもまだ内に差して態勢を整えられていなかったので、これ以上待ったら自分も無いと思って、内ではなく外に、頑張って踏みました。

(スタールビー賞は)いつも連携しているので、(深谷知広に)お任せです。

山田英明
8/山田英明(S1・佐賀89期)
初日11R:3着

自分は犬伏(湧也)君と連携が初めだったので、要求することはなく、犬伏と清水(裕友)の走りにお任せ。(犬伏のダッシュは)見ての通り、しびれました。(3着は)最低限。3番手なので何とも言えないですが、勝ち上がれたことはアドバンテージになるので、明日と準決勝しっかり走りたい。レベルが違うので、付いていけたのは悪くないし、体調を崩さずに気をつけます。明日は自転車も今まで通りのものに戻したいと思います。

(スタールビー賞は)清水裕友の後ろ。

南修二
9/南修二(S1・大阪88期)
初日11R:2着

(初手は)前か中団で、あとは何もないです。(松井宏佑が)来たので、あとはどう対処するかなという感じ。(脇本雄太が)出切れるなら付いていって、不発なら何とか1着を目指してという感じでした。脚は問題ない、体調も良いと思います。

(スタールビー賞は)稲川翔の番手。

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