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競輪

2018/01/17

P-Navi編集部

LEVELの信念

LEVELの信念

[LEVEL、松田の信念]

フレームはとにかく芯を出すことですね。
(芯出し=前後の車輪が一直線上に並ぶようにすること)
競輪って、大体、僅差で勝負が決まるじゃないですか。
そんな時に芯がピシッと、出ていた方がより有利なんじゃないかなと思う、抵抗がなくなる、力が伝わりやすくなる訳ですから。
まぁ、レーサーの技量の問題や気力の問題が大きいのかも知れないけれども(笑)。

ウチは他のメーカーさんより芯は出ていると思っていますよ。
芯の出し方を火で微調整しているんです。
他メーカーさんは力でギュッと、曲げて出しているのがほとんどみたいですよ。
治具(じぐ)の上で仮付けをしても、本付けで冷める時に動くので狂っちゃいます。
そんなものは塗装屋さん、メッキ屋さんに出す時の運搬や振動でも狂っちゃう。
競輪選手が乗って、走って、時には転んで……すぐ狂っちゃいますよね。
力でギュッと、曲げて合わせるのは数秒で終わっちゃう。
ウチは時間がかかる、冷めるの待って、温めて、冷めるの待って、温めての繰り返し。
だから、3台同時進行、それで4〜5時間くらい。
乗り上げたり、激しくぶつかったりとかの衝撃はさすがに厳しいけれども、ちょっと転んだくらいならばウチのフレームは大丈夫。
衝撃で狂ったのだから逆の力を加えて直せる。
落車した選手がウチに自転車を持ってくるけれども、大体、大丈夫ですよ。
ダメな場合、塗装はやり直しになっちゃうけれども、火で微調整しながら直しますね。

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