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競輪

2018/01/17

Perfecta編集部

LEVELの信念

LEVELの信念

[必要としてくれる人間がいる]

自転車の購買動機、一般の方は値段という要素が最優先。
次に機能、デザインも大事ですね。
商品として売っているんだから強度はあるでしょ、精度って……何?
性能はそんなスピードを出す訳じゃないから不要という感じ。
プロ、特に競輪選手はまず強度が大事。
精度も大事、特にウチの自転車はそれがアピールポイント。
性能も勿論、大事になって来る。
値段はあんまり関係ないというように、一般の方と求めるのが真逆、対照的になる。
昔、新聞屋さんや牛乳屋さんの使っていた実用車は強度、頑丈さが売りだった。
自転車はハンガー部が一番ダメになる、車体の中の部品ですから。
他は車輪にしろ、タイヤにしろ部品だから交換できる。
交換できないのはフレームですよ。
今の時代でも、頑丈で10年乗れる自転車がいいかも知れないけれども、それは10年経たないと分からないこと。
そんな売り方じゃ商売にならないから価格破壊、価格競争に。
スーパーのダイエーさんが自転車(中国製)を目玉にしてやった。
見える(値段・機能・デザイン)、見えない(強度・精度・性能)の違い、ウチは見えないもので勝負している。
そこが競輪選手の成績とか着と通ずる部分があるのかなと。
見えるものは信用しやすいですけれども、ここを重視する人は基本的に自転車に乗るのが嫌いなんですよ、自転車に乗るってのは疲れるものというのが根底にある。
だから、10万円出しても電動アシスト付自転車を買うんです。
そう、便利な道具だから買っている。

競輪選手は仕事だから見えないものを選んで乗る。
一般の方で、ウチの自転車を選ぶような人間は純粋に、自転車に乗るのが好きだから買う(笑)。
自力で走って、スポーツとして快適、環境的にも良い。
少しずつ自転車の乗る環境は整ってはきたとは言え、日本はまだまだそういう部分で遅れていますから。
2020年の東京五輪までには少しずつ良くなって欲しいですね。
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松田は学生時代まで柔道、弓道、空手などの経験(全て黒帯)はあったが、自転車競技には無縁だった。
それでも、“フレームビルダー”となってからは「ロードレーサーを作っていて、レースもしたことないんじゃ」と、若い頃は積極的にレースにも出場していたそうだ。
父親からの懇願や経営ピンチが自転車の世界へ本格的に足を踏み込む契機だったかも知れないが、松田は忘れることなく自転車への愛情も育んできた。それがなければ、現在のLEVELは存在しなかったであろう。そして、松田は競輪や自転車競技を支えている職人であることに間違いない。
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必要としている人間がいる、儲けとかは関係なく作る。
例えば……これは左膝を患わっている人(変形性膝関節症)に作った自転車ですね。

乗り降りしやすいように、(ダウンチューブ部を)駅の階段と変わらない高さ(15〜18cm)にしましたね。
膝を曲げるのも最低限でいい。
自力で駅の階段が大丈夫ならば、この自転車には乗れます。

膝を曲げるから痛い、膝を極力、曲げないで済むように。
一瞬、分からないけれども、右と左でクランクの長さが違う。

必要としている人間がいるからね。
本当に全然、儲からないけれども(苦笑)。

《本文中・敬称略》

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