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2019/12/13

P-Navi編集部

B.B.BASE旅

B.B.BASE旅

【今年行われたサイクルイベントをご紹介します!】

4月21日、JR東日本が運行する世界初の自転車専用列車B.B.BASEの外房コースに乗り、上総一ノ宮駅から勝浦駅までを走るサイクリングが企画され、参加者は秘境と、スイーツ巡りを楽しんだ。

まず、B.B.BASEとは、自転車をそのまま積み込み、旅ができる特別な列車のこと。このために開発された、縦置き型のサイクルラックが座席背面に設置されており、バイクとともに席につけるようになっている。これなら、バイクを分解して輪行袋に入れる必要もないし、盗難の心配もない。

行き先は、外房の他、内房コース、佐原コース、銚子コース、さらに土浦コースが設定されており、今年からイベント特別列車の運行も始まっている。乗客は下りのB.B.BASEからライドに繰り出し、また上りのB.B.BASEへと戻ってくる。

両国の3番ホームに停まるB.B.BASE。外側にも自転車のペイントが施されている

朝7時、両国駅。少しずつ、参加者が集まってくる。この日、乗車するB.B.BASEの外房コースは、両国駅を7時39分に出発し、本千葉を経由し、上総一ノ宮、勝浦、安房鴨川へと向かう。料金は往復で7,500円だが、乗車距離に応じ、金額が安くなる。この日は上総一ノ宮駅で下車し、勝浦から両国に戻るため、料金は往復で6,500円になった。現地で使える1,000円分のお買い物クーポンも付いており、意外とリーズナブルな設定だ。

ネットで予約したチケットを券売機で受け取る。嬉しいクーポン付きだ

両国駅の中でも、B.B.BASEが出発するのは、これまで使われていなかった1階の3番ホーム。ホームには自転車とともに乗り込むため、乗車の動線は外回り。いったん通常の改札を出て、建物沿いにぐるりと回り、外から3番ホームに乗り込むようだ。これまで見たことのないエリアへ足を踏み入れ、バイクを押してホームに上がる。新鮮な体験の連続だ。

路面には乗車のための道標がペイントされている

いざ、幻の3番ホームへ

この日のB.B.BASEには、他のツアーに加え、個人の乗客も多く、ホームではたくさんのサイクリストが車両との記念撮影を楽しんでいた。出発が迫り、車内に乗り込んでいく。バイクを座席に固定する時が来た。ラックを引き出し、前輪をかけ、ラックに押し込み、ベルトでトップチューブを固定する。思ったより簡単で、慣れれば、数十秒でできてしまう。同じラックで、クロスバイクも、規定サイズに合えばミニベロまで固定可能なので、車内には様々な自転車が並んでいた。

自転車をラックに固定。意外と簡単!

乗車中に、4号車のフリースペースで、乗車員による外房コースの楽しみ方を教えてくれるトークタイムが開催された。乗客はそれぞれ下車駅も、サイクリングコースも異なるが、奇妙な連帯感で盛り上がる。

グルメ情報など、旅先お役立ち情報のトークに聴き入る乗客達

トークタイムが終わり、ほどなく上総一ノ宮駅に到着した。ここで現地をガイドしてくれる千葉県サイクリング協会の新井さん、吉清さんと合流。現地情報として、この近辺には質の良い和菓子店が多いとのこと!まずは1つ目のスポットに向かうが、折り返して帰る道中、参加者からは「和菓子屋に寄りたいな」という声があがる。

いざ、出発!

最初のスポットは、東京五輪のサーフィン会場に決まった釣ヶ崎海岸だ。上総一ノ宮駅から川沿いを走り、九十九里一宮大原自転車道や、サーファー向けのショップが並ぶ波乗り道路とも呼ばれる九十九里ビーチラインを抜け、海岸へと向かった。

自転車道などを抜け、海岸へ向かう

釣ヶ崎海岸の周りはサーファーや、サーファーたちの車でいっぱい!五輪に向け、サーフィンがますます盛んになっているのだろうか。釣ヶ崎海岸は、毎年秋に行われる十三社祭りで、近隣の神輿が集う場となるそうで、大きな鳥居が建てられていた。晴天の下、サーフィンを楽しむ人々をのんびり眺め、出発。田園風景を楽しみながら、再び駅を目指す。

釣ヶ崎海岸には大きな鳥居が立ち、サーファーたちを見守っていた

田植え真っ最中の水が張られた水田が、キラキラ輝き美しい

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