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2020/03/22

P-Navi編集部

石岡ライド

石岡ライド

泰旬庵を後にし、『足』に効験があると言われる『足尾神社』の里宮へ。本宮は足尾山の頂上にあるのだが、かなりのヒルクライムになるため、そこまで行かれない人々のために里宮がしつらえられているのだという。足にまつわる悩みを持つ人々や、脚を使うアスリートたちが祈願に訪れ、本宮には、多くの靴が奉納されている。コンパクトな里宮ではあるが、木々に囲まれた境内には山頂にある本宮と同じ空気が漂う、不思議な空間だった。

足の神社「足尾神社 里宮」。どこか清廉な空気が漂う

脚力アップ祈願!

次は『馬小屋風来里』に行くという。木々や田畑の間を縫って伸びる道を抜けて行く。石岡はパラグライダーなど、空を楽しむアクティビティーが盛んで、カラフルなパラグライダーの姿をよく目にする。またかなりの勾配の脇道をのぼり、着陸場や練習場の脇を抜け、濃い緑の木々の間を上って行くと、山道の中腹のなだらかな斜面にログハウスが見えて来た。手前に目をやると、馬だ! やさしい目をした馬たちが、のどかな景観を背に、穏やかにたたずんでいる。風来里では、乗馬体験だけでなく、施設を出て森林や河原を散策するホーストレッキングも可能。

春の田園風景の中、馬小屋風来里へ向かう

馬が草を食む、のどかな景観

桑原さんが馬に乗り、ログハウスまで来てくれた

馬を操る桑原さんは、北海道から移住して来たばかり。聞けば、この八郷地区の環境が良く、進化型電動アシスト自転車“e-バイク”を購入し、付近を駆けめぐっているという。「自転車で走るのも楽しいけれど、馬ののんびりとしたスピードでゆくのも魅力的なんですよ」と桑原さん。馬のぬくもりを感じながら、パカポコとこの美しい景色の中をめぐるのは、たしかに極上の時間であるに違いない。

馬たちに挨拶。風来里ではこの馬たちに乗り、近隣をトレッキングできる

細い道を抜けていく。冒険のようだ

山を下り、牧草地帯を抜けていくと、石岡市と筑波大が共同事業で再生に取り組む古民家が見えてきた。茅葺き屋根の途中まで作業が終わったところなのだとか。茅葺きをまざまざ見る機会は少ない。露出した断面が興味深かった。

再生中の古民家に立ち寄り、茅葺き屋根を観察。興味深い

市中にはおいしいと評判の湧き水も。大量に汲みにくる人も

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