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自転車ライフ

2020/09/10

P-Navi編集部

スポーツバイクの乗り方

スポーツバイクの乗り方

スポーツバイクの降り方

下車時の一連の動きを、左足を路面に着くパターンでご紹介しよう。後方の安全を確認してからスタート。

ブレーキレバーを引き、安全に止まれる速度まで減速する。

足が着ける速度まで落とせたら、右足を最下点まで踏み切り、サドルからお尻を上げる。
右足に体重を掛け、前方に踏み出す準備をする

左足を路面につき、停止する。
車体を左に傾けて、地面に立つ。

ポイントは減速前に後部を確認すること。後ろから他の自転車や車、時にはランナーなどがきている状態では追突される可能性がある。必ず安全を確保したうえで減速したい。

ブレーキの使い方

購入時に必ずブレーキレバーの確認をしておこう。ブレーキレバーを引いて、体重を前に掛け、自分の握力で安定してブレーキが掛けられるかどうかのチェックはもちろんだが、ブレーキレバーはスピードの加減にも使う。特に下り坂ではブレーキを緩く掛けながら、安全なスピードに調整して走ることになる。街中でも状況に合わせたスピード調整は安全な走行に絶対に必要だ。どの程度のレバーの引き方で、どのくらいブレーキが掛かるのか。公道で走る前、実際にレバーを引き、体得しておくと安全だろう。

ブレーキレバーを確実に操作できるか、必ず確認しよう。
ブレーキレバーの引き具合に応じ、車体がどう減速、停止するのか、感覚を養っておきたい。

特にディスクブレーキ車はブレーキの効きが良い。そのため、握力の強い方はとっさにブレーキレバーを強く引き過ぎると、前輪がロックし、前転してしまう可能性がある。急ブレーキを掛けなくても済むように、前方をシッカリ目視し、状況を把握しておくことが一番大切ではあるのだが、安定した急停止も練習しておきたい。

乗ってみよう!

乗降とブレーキの使い方をマスターしたら、走りに出てみよう。
「最初は川沿いのサイクリングロードや公園の自転車コースなど、人の往来も少なく、クルマの来ない場所がいいですね」と、村上店長。最初はまず『乗ること』に集中できる環境を確保することが必須だという。

フィッティングが済んだバイクであれば乗車姿勢は取れるようになっているはず。最初はおっかなびっくりペダルを回す方がほとんどだが、慣れてきたら、正しい姿勢や重心を置く場所、楽に乗れる力の掛け方など、身体のバランスの感覚を意識してみたい。

正しい姿勢で乗ると、余裕があるように見える。

「サドルにはドッカリ腰掛けず、フンワリと、上半身でカーブを作って、軽く抱えるようにハンドルを持ちます。ハンドルは強く握らないようにします」

村上店長の乗車姿勢は無理がなく、余裕があるように見える。長時間のレースやライドになることもあり、最初は自分にとってベストな乗車姿勢を見つけることが重要なのかも知れない。

YOUCAN八王子店の購入者サービス「ビギナーサイクリング」。
スタッフと共に走るうちに自然と、乗車姿勢を体得し、スポーツバイクで走ることに慣れ、楽しめるようになっていくという。

共に走り、走り方やふるまい方を伝え、不安を解消し、ポジションの調整も行う。
最初は緊張していても、最後には皆、笑顔! 

村上店長は「最初は、どなたも、ガチガチになるものですよ」と、笑う。自分がガチガチなことが分かっても、そこからどうやってこなれた姿勢に持っていくのだろうか。村上店長は頷くと「客観的な意見があると習得は早いようです。うちではビギナーサイクリングで、乗車姿勢もチェックして、アドバイスさせて貰うようにしていますが、みなさん、すぐに楽しめるようになります」と、微笑んだ。やはり、最初はスポーツバイクに乗り慣れた誰かと一緒に走る価値はありそうだ。

慣れてきたら「下ハン」を持つなど、ロードバイクを乗りこなしていきたい。

乗車姿勢がこなれてくると、前方が良く見え、周りの状況が把握できるようになってくる。一般道に出るのはここまで慣れてからにしたいところ。次のステップとして、走り方やコースに応じ、適切なギアを選ぶシフトチェンジも必要になってくる。まずは安定して走れるようになることを目指そう。

視線はつい下に落ちてしまいがち。
様々なリスクが増えるため、視線は上げるように意識しよう。

神妙な表情で村上店長は語った。「乗車時、視線が落ちてしまう方が少なくないのですが、とても危険なので、十分に意識していただきたいです」。余裕がなく不安で、目の前の路面を凝視してしまったり、疲れてきて、ボンヤリと、下を見てしまったりすると、前方への注意が疎かになり、事故の原因になりかねないそうだ。意識的に視野を広く持ち、前を見るように心掛けたい。

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