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2020/10/23

P-Navi編集部

北海道・北見グルメライド

北海道・北見グルメライド

そのまま大通り進むこと約2km、線路を越え、南下していく。少し遊び心でいきたいならば小町川沿いなどを選んでも良いだろう。今回のクロスバイクは舗装道路を外れても少々の道だったら問題なし。

人気ベーカリー『ドン・マイスター』

『ドン・マイスター』に到着。ハード系のパンからフワフワのパンまで。菓子パンも食事パンも幅広く展開するものの、どのパンもクオリティーが極めて高く、パン好きを唸らせるベーカリーだ。北海道産の小麦だけでなく、豆や玉ねぎなど、北見の地元食材も絶妙に活かしており、北見土産としても喜ばれるだろう。こちらも都内のデパート系ベーカリーと比べたら、破格の価格帯。どれも、これも買って帰りたい衝動に駆られる。

ハード系もフワフワ系も絶品、リーズナブルな値段にプライスカードを思わず二度見してしまう

そそられるルックスに耐えられず買ってしまったシェルクリームパン

筆者のオススメは地元の金時豆を大量に散りばめた金時食パン。そのまま食べれば極上のフワフワ感を楽しめるが、それだけではない。トーストすると、内側には驚く程のシットリ感を封じ込めておきながら、表面はカリッと、噛み締める音が周囲に響き渡るくらいクリスピーに仕上がる奇跡のパンだ。自転車では残念ながら変形してしまい、持ち帰れないのだが、この食パンを用いたフレンチトーストは個別売りされているそうだ。
あれだけ「甘いもの以外を』と、思いながら店舗に入ったのに、気づけば、北見名産のホタテを形取ったシェルクリームパンを購入していた。ズッシリ重く、モチモチの薄皮の魅力に負けてしまったのだ。しかも焼きたてときたら、買わずにはいられない!
頬張ると、濃厚でありながらも甘ったるくないクリームがタップリ入っており、モチモチの生地とあいまって、中毒性のある美味しさだ。ケーキの後でもクリームパンを完食させてしまう恐るべし『ドン・マイスター』。
背負うリュックいっぱいにパンを買い込みそうになる衝動を抑えながら次へ、ここからは観光とライドを楽しもう。
東へ向かい、1.6km程で『北見ハッカ記念館』へ到着。
北見は明治35年頃から生産を始めたハッカの産地で、北見の薄荷(ハッカ)産業は日本近代化産業遺産として経済産業省から認定も受けている。昭和9年に開業したホクレンの薄荷工場が役割を終え、解体された際に北見市へ寄贈され、この『北見ハッカ記念館』としてオープンすることになったのだ。

『北見ハッカ記念館』の隣に立つ「薄荷蒸留館」、中に足を踏み入れると、フレッシュなミントの香りにハッと、させられる

残念ながら記念館の外装が補修工事中で姿を見ることはできなかったのだが(内部は公開中)、普段はレトロな白い風情のある外観で人気の立ち寄り&写真スポットになっている。

中ではハッカの作業工程を紹介、実際に作業を体験することも可能だ

今回は薄荷生産最盛期のハッカ小屋をイメージしたという薄荷蒸留館を訪れてみた。ハッカ小屋とは複数の農家が共同所有し、収穫したハッカを蒸し、蒸留作業を行っていた場所のこと。ここでは作業工程を実際に蒸留しながら来場者が体験できるようになっている。

ハッカ製品で有名なブランドではあるが、本場ならではの品揃えを誇る

中にはたくさんのハッカ製品も販売されているのだが、新生活様式を乗り切るのにピッタリなアイテムも!今、最も売れているのはハッカの清涼感を活かしたマスク用スプレー『マスクdeオドラント』。元々、花粉の飛散時期などにマスクの不快感や花粉症の不快感を軽減させるため、ハッカオイルをマスクにスプレーするユーザーは多かったそうだ。ただ、この製品にはハッカオイルだけでなく、ラベンダーやカラマツオイルを配合し、さらにエタノールも加え、殺菌作用も持たせたことでヒット商品になった。

「マスクde オドラント」はハッカの香りがマスクをつけるストレスをグッと軽減させてくれる、新生活様式の救世主になるかも!

早速、手持ちのスペアマスクに吹き掛け、エタノール成分を飛ばしてから着用してみた。ハッカオイルのみをスプレーすると、強烈なメントール感は楽しめるものの、少々強過ぎて、痛みを感じることもあるそうだ。しかし、この製品はハッカの清涼感にラベンダーの優しい香りが加わり、心地良い。マスク特有の口元に空気が籠る感じがかなり軽減され、長時間、着けなくてはならない時や休憩時間などのリフレッシュにも活用できそうだ。マスク着用が当たり前になったことで手放せないアイテムになりそう。良い製品に出合えた。

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