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2021/07/07

P-Navi編集部

日帰りの輪行で、雪の回廊を目指す

日帰りの輪行で、雪の回廊を目指す

志賀高原横手山から白根山を通過する「渋峠」。
ロードバイクを乗っている人なら岐阜の「乗鞍」と同じくらい、憧れのクライミングコース。2021年4月。冬季開通して間もなくのタイミングで訪れると、絶景や「雪の回廊」を観ることができます。

今回はロードバイクを輪行袋に入れ、電車で最寄り駅まで輪行する「大人の遠足」として登ってきました。

当日のルートはこちら

上野駅までは自宅から自走し、駅到着後はJR上越新幹線ときで、高崎まで一気に進みます。さらに高崎からは吾妻線に乗り換え、草津長野原草津口駅までの小旅行。輪行をすることで、時短をして絶景に出会えるのが自転車の良いところ。駅弁を購入しながら、数時間の列車旅を楽しみます。

実はこの日、仲間や初めてお会いする方々との渋峠ライド。
私は草津長野原草津口駅まで、いわゆる「ズル」をして到着していましたが、仲間達は前橋から碓氷峠、軽井沢を経て草津長野原草津口駅まで来ていたので、この時点である程度、走ってきたことになります。
草津長野原草津口駅から渋峠(国道最高地点標高2,172m)へは距離30km、獲得標高で2,000m程度。ルートとしては日本ロマンチック街道という、その名に相応しい景色の渓谷と白砂川に沿って北上していきます。

草津市街に到着すると温泉はそっちのけで、コンビニにて補給。再度しばらく登るので、補給食を食べながら休憩していると空模様が変化。
なんとレアな暈(かさ)が見えました。

これが見えると、天気が崩れると言われており、翌日の天気予報は悪天。そのため休憩も少しだけ早めて、渋峠へ向けて走り出すことに。冬季閉鎖中のゲートを越えると、少しずつ景色も変化していきます。

ゲート手前のリフト。すでに積雪がチラホラと見え、テンションが上がっていきます。

道中のまがりくねった道も絵になる風景ばかり。

割と序盤でも、ミニ回廊が見えました。

青空と積雪、植物が少なくなる風景はクライミング中のご褒美です。

上の2枚は風?それとも重機で削られたであろう雪壁。
どちらにしても芸術的です。

ここから少し先にある白根レストハウス駐車場は閉鎖中だったので、水などの補給で立ち寄ることは不可能。スルーして、さらに登っていきます。

レストハウスを過ぎ、少し下ってから、さらに登ると、待ちにまった「雪の回廊」に到着!
数メートルもある雪の壁が続く絶景に出会えました。

さらに雪の回廊から登ること数十メートル。2つ目のヘアピンの直前に、回廊全体を眺めることができる絶景ポイントがあります。

そこには、「ここはスイスか!」と思うくらいの絶景が待っていました。タイミング良く、交通量が少なかったことも好条件。さらに、ここから少し登ると「国道最高地点標高2,172m」に到着します。

その駐車場から見える風景も格別でした。

本来ならば草津市街へ下り、温泉にでも入って帰りたいところですが、今回は日帰りの輪行。30kmを一気に下って、電車に乗り、都内へと戻ります。日帰りでもサクッと登って、美しい絶景を望む__大満足のライドとなりました。

(※東京都の緊急事態宣言が発令される前に、感染症対策を取った上で実施しています)

Text & Photos/Sayama Kondo

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