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2022/01/15

P-Navi編集部

リバーサイドをつなぐサイクリングツアー

リバーサイドをつなぐサイクリングツアー

茨城県の守谷のイタリアンレストラン「さくら坂VIVACE」をスタート・ゴールに、利根川・鬼怒川・小貝川とリバーサイドを楽しむサイクリングツアーが昨年11月末に開催された。秋の景観をサイクリングし、渡し舟にも乗り、ゴール後はイタリアンランチが付くという魅力いっぱいのツアーである。

スタートは「さくら坂VIVACE」という地元で人気のイタリアンレストランの駐車場。まず集まった参加者は、検温と体調チェックを行う。レンタサイクルを希望する方は、操作方法の確認と、サドル高の調整を受ける。この日は、「G Tec Lab Toshi」代表の高橋利明さんが走行ガイドとして先頭を走り、2名のスタッフが随行、さらにサポートカーが付くという編成で走るという。


レンタサイクルの調整を受け、走行方法などのアドバイスをもらう参加者


説明を聞く参加者たち

スタッフの自己紹介があり、「止まれ」や右左折などの手信号の説明を受けた後、一行は出発。この日の走行距離は40km程度とのことだ。

サイクリングのテーマである3つの川は、スタート地点である守谷市を囲むように流れている。正確には、小貝川は北東側に隣接するつくばみらい市内を流れているが、利根川を挟んで守谷市は柏市と隣接しており、鬼怒川と利根川の合流点は守谷市内に存在している。守谷市を中心に走ると、ルートの組み方によっては、3つの川を取り巻く環境を存分に楽しむことができるのだ。堤防上の道は、クルマ通りが制限され、走りやすい道であることが多いが、ナビなどに対応しないケースも多く、地元以外の人間がいきなり訪れても、うまく走るのは難しい。今回は高橋さんを中心に作り上げた、川沿いを独自のルートでつなぐオリジナルコースを走るそうだ。


いよいよライドへスタート!期待いっぱいの参加者とサポートスタッフの皆さん

ルート内には6km程度のダート(砂利などの未舗装区間)が含まれるということで、一般的なロードレーサーではなく、クロスバイクなどを推奨するという前情報があった。自分の自転車で走る参加者は、太めのタイヤのクロスバイクや、MTBを選び、持ち込んでいたようだ。この日のレンタサイクルにはクロスバイクが用意されていた。


堤防の上や抜け道のような道など、安全に走行できるルートをつないで走行


11月下旬とあっても、黄緑色の草がしげり、まるで春のような景観が楽しめる場所も多かった


生茂る背の高い草の間を抜ける。この先には何があるのだろう?冒険みたいだ!

まずは、利根川沿いを抜けながら、取手方面に向かう。この日は好天に恵まれ、11月下旬にしてはかなり暖かく、過ごしやすい陽気だった。川沿いの景観も、まだ緑が多く、春めいた雰囲気を感じるほど。川沿いの道は、車も来ず、時折すれ違うランナーへの配慮が必要な程度で、ビギナーでも安心して走ることができる。開放感いっぱいの道を、一行はゆったりと進んでいく。


ドリンクのふるまいを受け取る参加者


休憩先の公園にて。後ろには、芸大の学生たちが手掛けたオブジェが飾られていた

取手市内の公園で一休み。ここではスポーツドリンクなどがふるまわれた。のんびりと休憩し、話に花を咲かせる参加者たち。ここには東京芸大の学生さんが手がけたオブジェなどが飾られていた。記念撮影をし、次のスポットに向け、再出発した。


堤防上を気持ちよく走る参加者たち

新大利根橋を渡り、県境を越えて柏市に渡る。ここからは千葉県だ。ルートは変わらず、のんびりと走れる自然の中の道を抜けていくのだが、次々と行政区分が変わっていく。なんとも不思議な気分だ。
細くて、背の高い植物の間に伸びる冒険のような道を抜けていくと、ダート区間が始まった。ここから数キロは砂利道を行くそうだ。サスペンションの効いたMTBで参加されたご夫妻などは特に、オフロードのライドを満喫されたようだった。


数キロ続くダート区間。近所を走り回っていた子供時代に戻ったよう

※渡し船に乗って、対岸へ渡ることに!続きは2ページ目→

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