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編集長雑感

2020/10/31

Joe Shimajiri

J’s BREAK Vol.17

J’s BREAK Vol.17

取材現場では竹内雄作(岐阜99期)選手のことを“竹内さん”と、ちゃんと呼んでいます。
でも、文章で“竹内さん”にすると、堅苦しくなってしまうような気がするので。
この場では“ユーサク”で、統一させていただく。

筆者が競輪に携わるようになってから3年半余。
だから残念なことにユーサクが富山G2共同通信社杯(2016年)を制したのは見ていない。
それでも、取材を始めてからユーサクの顔と名前はすぐに一致。
顔と名前……いや、最初は体躯で覚えたかも知れない。
とにかく太い首、小柄ながらガッチリした上半身に、これぞ競輪選手という太腿。
現場でなく、何気なくレース中継のTV画面に目を向けた時でも。
周回中の9車、一本棒の状態でもユーサクがどこにいるかは瞬時に分かる。

車券相性はあまり良くなかった(過去形)ですね。
期待して買うと……着外というケースが多し。
「ユーサクはピン(1着)か8、9着だから」
という記者さんの言葉に納得するばかりで、買い難かった(過去形)のであります。

取材開始から2年程が経つと。
親しくなる、挨拶プラス雑談を交わす選手も増えてきたのですが。
ユーサクはなかなか筆者のテリトリーには入ってこなかった。
とっつき難いとかではなく、単純にユーサクが人見知りだということを認識。
まぁ、仕事(勝負)にきている選手に対して。
こちらから緊張感なく、積極的に接するものでもないし。
という訳で、ユーサクとは会釈程度の関係が続いていたのです。
が、今年に入ってからはなぜだか急にユーサクと話す機会が増えました。
(もちろん、コロナ対策を遵守し、ソーシャルディスタンスを保って)
内容的にはレースの振り返り、反省なんかがメインですけれども。
「今はこういうトレーニング(具体的なことは割愛)を採り入れるようになった」
「ナショナルチームの選手はあそこからもう1度、踏み直せる。自分もそうなりたい」
など、中長期的な視野で、向上心に溢れた話しが多い印象。
筆者は競争スタイルとメンタルのマイナーチェンジを感じていました。
で、そのような話しを聞いたら、こちらも赤い血の流れる人間ですから。
買い難いユーサクの車券も買ってしまうもの(笑)。
でも、そのおかげでユーサクとの車券相性は良くなりました。
近走のユーサクは「ピンか8、9着」だけじゃないですからね!
逃げ切って、捲っての1着以外にも、粘っての確定板も多い。
決して器用なタイプではないんやろうけれども。
地道ながらもマイナーチェンジして、分厚い殻を打破しようとしている姿。
そこは人として尊敬できる、見習わなくてはいけない部分やなと。
最近のユーサクから強く思うところであります。

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