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競輪

2024/04/22

P-Navi編集部

西武園競輪G3(準決勝)レポート

西武園競輪G3(準決勝)レポート

2024年4月22日 西武園競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
大阪・関西万博協賛
開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」G3(3日目)

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【10R=S級準決勝】
令和6年能登半島地震復興支援競輪、大阪・関西万博協賛西武園競輪季節74周年記念ゴールド・ウィング賞10RS級準決勝
赤板過ぎに鈴木玄人が眞杉匠を抑えると、打鐘前には川口雄太が鈴木をかわして先頭に立つ。7番手になった眞杉は打鐘過ぎからスパートすると、一気に前団を叩いて主導権取りに出る。最終HSで鈴木は内を突いて、眞杉の3番手で渡邉晴智と並走になり、最終2コーナーで位置を奪取。先行の眞杉はそのまま押し切り1着。マークの坂井洋が2着で栃木ワンツー。ゴール前で内から伸びた一戸康宏が鈴木をかわして3着。

眞杉匠
1着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特6・二2・準1
G3優勝:3回(23年5月宇都宮)

前が踏み合ったので、仕掛けました。踏み出した感触は、日に日に良くなっているのですが、毎日自転車の調整しもながらですね。身体の状態も自転車の感触が良くなっているので、少しずつは良くなっていると感じていますが、いい時は先頭に出てからもう少し流せるので、まだそこが掴みきれていない感じです。

決勝は、自力です。

坂井洋
2着/坂井洋(S1・栃木115期)
今回成績:特5・二2・準2
G3優勝:1回(21年11月四日市)

最後、踏み遅れました。思ったよりも直線が短かったです。今日は、状態というよりは、判断が甘かった。(眞杉匠が)本当に強かったです。

決勝も、眞杉(匠)君の後ろ。

一戸康宏
3着/一戸康宏(S1・埼玉101期)
今回成績:一2・二4・準3
G3決勝:初

3着に入れたのは嬉しいのですが、ラインとしていけない動きをしてしまった。かなり反省するところです。打鐘でスピードが上がっていて、(鈴木)玄人君が内に行った時に、荒井(崇博)さんが気になって見てしまいました。河村(雅章)に悪いことをしました。決勝に上がれたのは嬉しいのですが、すっきりしないです。決勝は、着も内容も満足する結果が出せたらいいなと思います。

決勝は、地元の5番手。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
令和6年能登半島地震復興支援競輪、大阪・関西万博協賛西武園競輪季節74周年記念ゴールド・ウィング賞11RS級準決勝
赤板で黒沢征治が前を抑えて先頭に立つと、合わせて上がった稲川翔が番手を狙い、内に稲川、外に宿口で並走になる。隊列が短くなったところを、赤板2コーナーから深谷知広がスパートし、黒沢を打鐘過ぎ2センターで叩いて先行態勢に入っていく。打鐘では宿口と村上博幸が落車のアクシデント。先頭の深谷に対して、内から松坂洋平が追い上げて、黒沢征治と番手争いになるが、黒沢が位置を取り切り、松坂は3番手に。逃げる深谷は、黒沢を振り切って1着。2着に黒沢。3着はゴール前で松坂をかわした稲川が入線した。

深谷知広
1着/深谷知広(SS・静岡96期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二3・準1
G3優勝:19回(23年8月松戸)

今日は、相手ラインの発進があるかもしれないと思ったので、仕掛けるタイミングが合ったところかどこか、引かないつもりでいました。結果的にいい流れになりましたね。(打鐘で)あそこしかないと思ったので、しっかりと、ずっと自分のペースで踏みました。スピードのノリは良くない感覚で、かなり苦しい中で踏んでいました。どの開催でも優勝は狙っている。結果が出せたらいいと思います。

決勝は、自力。

黒沢征治
2着/黒沢征治(S1・埼玉113期)
今回成績:一2・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(23年6月向日町以来)

決勝に進めたのは良かったのですが……。(打鐘で)深谷(知広)さんしか見ていなかったです。反省ですね。(深谷知広の)踏み直しもすごくて、抜きにもいけず。ペースの流しどころも分かっているし、抜きに行こうと思った(最終)2コーナーでも踏み返すし、最後もすごかったです。勉強になりました。今日はミスがありましたが、乗っている感じは余裕があり、いい感じだと思っています。西武園記念の決勝は初めて。やるだけかなと思っています。

決勝は、地元ラインの先頭。自力です。

稲川翔
3着/稲川翔(S1・大阪90期)
今回成績:特7・二3・準3
G3優勝:2回(18年1月松阪)

今日は、自分の持ち味を出して、(村上)博幸さんをと決勝に進めるようにと思っていました。(打鐘で)レースのピッチが上がらなくて引けないと判断し、番手勝負の形になりました。(アクシデント後は)前に追いつくのに必死で、脚力が残ってなかったですが、なんとか3着に入らないとと思っていました。できることは限られているのですが、力を振り絞って、しがみつけているかなと思います。

決勝は、深谷(知広)君の後ろ。

11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
令和6年能登半島地震復興支援競輪、大阪・関西万博協賛西武園競輪季節74周年記念ゴールド・ウィング賞12RS級準決勝
赤板過ぎに先頭に立った小畑勝広が後続を警戒しつつペースを上げていくが、5番手につけた森田優弥が打鐘過ぎ4コーナー付近から仕掛けると、最終2コーナーで先行する茨城ラインをとらえて主導権を奪う。森田には平原康多、3番手に武藤龍生が続いて埼玉3車が出切る。山崎芳仁が捲りを打つも、3番手外まで。森田の番手で平原も後続をけん制し、ゴール前で森田を差し切り1着。2着に森田が狙る。小畑マークから杉森輝大も内から逆転を狙うが、武藤が伸び返して3着に入り、埼玉ライン3人の上位独占が決まった。

平原康多
1着/平原康多(S1・埼玉87期)
今回成績:特2・二1・準1
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

森田(優弥)を残しつつ、(武藤)龍生を連れ込みたい気持ちがあったので、すごく緊張感がありました。大宮記念も地元勢が決勝に5人乗れて、今回も5人。すごく奇跡的なことだと思っています。早く調子を戻して、若手の頑張りに応えられる状態にしたいと思います。初日、2日とスカスカする感じだったので、自転車を調整しました。ゴール前、かなり伸びた感じがあったので、いい方向にいったと思います。

決勝は、地元の3番手。

森田優弥
2着/森田優弥(S2・埼玉113期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:1回(23年9月立川)

最終HSで踏み込んだ時にバランスを崩して焦ったのですが、なんとか勝負に勝てました。先に(黒沢)征治さんが決勝進出を決めていたので、マジか!と。先頭に出切ってからは、いい感じに回せて踏み直せました。後は、平原(康多)さんと(武藤)龍生さんが全部やってくれて、(3人で)決まったと思います。ウォーミングアップから気持ちを入れるまで、今日が一番いいですね。

決勝は、黒沢(征治)さんの番手。

武藤龍生
3着/武藤龍生(S1・埼玉98期)
今回成績:特3・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:7回目(23年12月伊東温泉以来)

脚の状態は上がっているのですが、前の踏み出しに口があいたのでびっくりしました。森田(優弥)君と平原(康多)さんの気合いがすごかったです。明日(決勝)は、より集中して頑張りたい。また、平原さんの内を絶対に空けないと思いながら走っていたのですが、自分の技量不足で空けてしまいました。(ゴール前は)平原さんが内を閉めてくれたので助かりました。最後は、ライン3人の車券が売れていたので、どうにか3着と思って踏みました。日に日に疲れが抜けてきて、いい状態だと思います。

決勝は、地元の4番手。

12Rレース結果

※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/平原康多(S1・埼玉87期)
2/深谷知広(SS・静岡96期)
3/眞杉匠(SS・栃木113期)
4/森田優弥(S2・埼玉113期)
5/稲川翔(S1・大阪90期)
6/一戸康宏(S1・埼玉101期)
7/武藤龍生(S1・埼玉98期)
8/黒沢征治(S1・埼玉113期)
9/坂井洋(S1・栃木115期)

注目の並び想定は
8黒沢-4森田-1平原-7武藤-6一戸
2深谷-5稲川
3眞杉-9坂井

決勝は、黒沢征治の番手に同期の森田優弥、その後位を平原康多、武藤龍生、一戸康宏が固める地元埼玉の5車ライン。
深谷知広には稲川翔が付く2車。
眞杉匠の後ろは、初日特選、準決勝同様に坂井洋が続く栃木の2車ラインの3分戦となった。

ここは、同期の森田や平原など地元5車結束の先頭を任された黒沢が、意地でも主導権を取りに来るだろう。そうなると、展開有利に進めて、ラインでの上位独占が濃厚か。
対するはS級S班の2人。連日パワフルな自力で存在感のある深谷や、日に日に調子を上げている眞杉が混戦を呼び込み、力を見せるに違いなく、一筋縄ではいかない展開も予想される。
日本選手権競輪の直前に好メンバーが顔を揃え、見逃せない一戦となりそうです。

※西武園競輪G3(3日目)注目選手ピックアップは次のページをご覧ください→

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