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競輪

2024/03/02

P-Navi編集部

玉野競輪G3(準決勝)レポート

玉野競輪G3(準決勝)レポート

2024年3月2日 玉野競輪
令和6年能登半島地震復興支援競輪
開設73周年記念「瀬戸の王子杯争奪戦」(3日目)

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【10R=S級準決勝】
玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G310RS級準決勝
赤板で森田優弥が取鳥雄吾を抑えると、7番手に引いた取鳥は打鐘後から仕掛けていく。森田も踏み込んで先行争いとなるが、取鳥が最終HS過ぎに叩き切って主導権を奪取する。取鳥マークの隅田洋介が続くが、森田が捌いて2番手を確保。8番手になった山口拳矢は最終2コーナーから捲りを打つと、逃げる取鳥をとらえて1着。山口マークの中本匠栄が2着。逃げ粘った取鳥が3着に残った。

山口拳矢
1着/山口拳矢(SS・岐阜117期)
今回成績:特8・二1・準1
G3優勝:2回(23年7月名古屋)

今日は、1番いい展開になりました。(取鳥)雄吾さんを越えてからは(中本)匠栄さんと勝負だなと。ウォーミングアップの時は普通の状態かなと思うのですが、バンクでは自転車とマッチした感じがあり、自信を持って走れます。

決勝は、自力です。強力なメンバーになりますが、びびらずに仕掛けられたらと思います。頑張ります。

中本匠栄
2着/中本匠栄(S1・熊本97期)
今回成績:一1・二4・準2
G3優勝:1回(23年10月熊本記念in久留米)

(最終2コーナー付近で山口拳矢が)2回ほどタイミングを殺して仕掛けていったのですが、めちゃくちゃ強かったです。前回の全日本選抜競輪を終わってから、練習を見直して、少し上向いた感じで開催に入れたかなと。踏み出しの反応や、後ろに付いている時の位置取りを、もう少し修正したいです。

決勝は、中部近畿の後ろ。3番手。

取鳥雄吾
3着/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
今回成績:特9・二1・準3
G3優勝:0回
G3決勝:15回目(23年11月防府記念in玉野以来)

中団から組み立てようと思っていたのですが、風がキツく、自信が無かったので、カマシに切り替えました。自分だけになってしまい、ラインに申し訳ないと思っています。精いっぱい踏んで、(着に)残れたらいいなと。状態は、日に日に良くなっているので、しっかり(優勝が)取れるように頑張ります。

決勝は、自力。精いっぱい頑張ろうと思います。

10Rレース結果

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【11R=S級準決勝】
玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G311RS級準決勝
晝田宗一郎が赤板で眞杉匠を抑えると、青野将大も動いて晝田をかわして先頭に立つ。打鐘から眞杉が中団の外まで追い上げると、そのまま最終HSで仕掛け、青野を叩いて主導権を握っていく。関東ラインの先行で、青野は3番手に入る。眞杉マークの平原康多が最終2センターでけん制すると、空いたコースを青野マークの佐藤龍二が突き、直線伸びて1着。2着に平原、3着に眞杉が粘った。

佐藤龍二
1着/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
今回成績:一3・二3・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(23年6月向日町以来)

(最終HSは)あの辺からレースの感覚があまりないですね。誰か捲って来たな、青野(将大)浮いちゃったな、じゃあ、こっちのコースだ、と。一連の流れのような感じでした。これまで、いろいろと想定しながら走っているので、今日は自然にそれが出たのかなと。想定外だったのは、意外と自転車が進んで、1着まで行けたことですね。状態は、いいのか悪いのか、手応えをさほど感じてないです。

決勝は、関東の3番手。明日の一本に集中していきます。

平原康多
2着/平原康多(S1・埼玉87期)
今回成績:特1・二1・準2
G3優勝:31回(22年7月弥彦)

打鐘の大バックは、かなり(足に)きました。付いていくのが、困難なくらい。最終HS過ぎ、青野(将大)が3番手にいたのが分かったのですが、後ろに清水(裕友)が見えたので、最後はけん制しながら眞杉(匠)をどれだけ援護できるか。(最終4コーナー手前は)油断してたわけではないのですが、(佐藤龍二に)やられた感じでした。最後の動き一つひとつの精度が、まだまだ甘いなと感じます。状態は、今日の眞杉の動きに付いて行けているので、そこまで悪くないです。

決勝は、眞杉(匠)の後ろ。番手。

眞杉匠
3着/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績:特6・二1・準3
G3優勝:3回(23年5月宇都宮)

打鐘で、(青野将大が)踏んでいるように見えて。前に出てしまえば良かったですね。バックを踏むくらいなら、仕掛ければ良かったです。状態は、日に日に良くなっているのですが、まだまだですね。細かいところで、感覚がいいところにハマっていない感じです。

決勝は、自力。

11Rレース結果

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【12R=S級準決勝】
玉野競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念瀬戸の王子杯争奪戦G312RS級準決勝
石原颯が赤板前から上昇して、山田久徳を抑えて先頭に立ち、そのままペースを上げて、中四国ラインが先行態勢に入っていく。4番手に山田、6番手に北津留翼、8番手に吉田有希の隊列で最終HSを通過。最終2コーナーから山田が捲りを打つと、最終BS前で石原マークの松浦悠士が番手捲りで抜け出す。ゴール前で松浦マークの岩津裕介が差し切り1着。2着に松浦で中国ワンツー。山田マークから村上博幸が3着に入線した。

岩津裕介
1着/岩津裕介(S1・岡山87期)
今回成績:一2・二2・準1
G3優勝:7回(15年1月いわき平)

しっかり連携を決めたい気持ちで臨みました。(最終BSでは)松浦(悠士)君がスピードを落とさない感じで、上手く前に出たので、その流れに乗って、スムーズに行けましたね。初日、追走した感じが思ったより良くて、感覚的にズレがあり、上手く間が取れなかったのですが、それがいい感じになってきたと思います。

決勝は、今日と同じく松浦(悠士)君の後ろ。取鳥君、松浦君、僕と、3人で連携したいと思います。

松浦悠士
2着/松浦悠士(SS・広島98期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特2・二2・準2
G3優勝:19回(23年7月小松島)

(石原颯が)ペース的に、もう少し落ち着いても良かったのかなと思います。前に出てから、ずっとハイピッチでしたね。(最終1センターで)山田久徳さんが見えたので、少し早めに出せてもらいました。踏み込んだ感じは、今日が一番良かったです。状態は良くなっているのですが、脚力が足りてない。2角捲りでは後ろから食われるのが、今の力なのかなと思います。

決勝は、取鳥(雄吾)君の後ろ。

村上博幸
3着/村上博幸(S1・京都86期)
今回成績:特5・二3・準3
G3優勝:8回(19年2月奈良)

仕掛けた石原(颯)君も、すんなり主導権でスピードが乗っていたが、最終2角で(山田)久徳が仕掛けてくれたので、僕にチャンスが回ってきたと思います。久徳のおかげです。苦しい展開が続いていたのですが、前のおかげもあり、少ないチャンスをものにできていると思います。

決勝は、初日同様に(山口)拳矢に任せたいと思います。番手。

12Rレース結果

※G3優勝の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催

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【最終日・12R=S級決勝】
1/松浦悠士(SS・広島98期)
2/平原康多(S1・埼玉87期)
3/山口拳矢(SS・岐阜117期)
4/岩津裕介(S1・岡山87期)
5/村上博幸(S1・京都86期)
6/佐藤龍二(S2・神奈川94期)
7/取鳥雄吾(S1・岡山107期)
8/中本匠栄(S1・熊本97期)
9/眞杉匠(SS・栃木113期)

注目の並び想定は
7取鳥-1松浦-4岩津
9眞杉-2平原-6佐藤
3山口-5村上-8中本

決勝は、取鳥雄吾の番手に松浦悠士、岩津裕介の並びで連携する中国3車ライン。
眞杉匠には、準決勝同様に平原康多が付き、その後ろに佐藤龍二が続く東の3車。
山口拳矢の後ろは、村上博幸、中本匠栄が続く3車ラインの3分戦となった。

強敵であるS級S班の眞杉と山口を後方に置いて、レースの主導権を握るのは取鳥か。そうなると松浦や岩津にチャンスが到来か。しかし、本調子ではないが、粘りのある自力を出している眞杉や二次予選では500勝を達成した平原、スピードある捲りを取り戻した山口らが、地元ラインに対して簡単にはレースメイクさせるはずがなく、目まぐるしく変化する展開が予想される。
混戦必至の一戦に注目です。

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