TOP > 競輪 > 【奈良競輪G3】三谷竜生が兄弟決着で大会連覇!

競輪

2024/02/25

P-Navi編集部

【奈良競輪G3】三谷竜生が兄弟決着で大会連覇!

【奈良競輪G3】三谷竜生が兄弟決着で大会連覇!

2024年2月25日 奈良競輪
能登半島地震復興支援競輪
開設73周年記念「春日賞争覇戦」G3(最終日)

2月22日より4日間の日程で行われてきた奈良競輪G3は、熱戦に次ぐ熱戦を重ねて、最終日となった。シリーズは、若手の機動力型が躍動する中、近畿地区から7名の選手が決勝進出。その中心となったのが、2023年度のMVPに輝いた古性優作、同じくSSの脇本雄太で、古性は2日目以降、危なげないレースで連勝。脇本は豪快の捲りで3連勝の活躍で他を圧倒した。そして、厳しい展開を凌いだ東口善朋や地元の三谷将太、竜生の兄弟もともに好機を生かして決勝へ駒を進めた。また、巧みに展開を見極めた守澤太志と菅田壱道も懸命に食らいつきファイナリストに名を連ねた。

3つのラインに分かれた近畿勢と東北2車が力をぶつけ合った決勝。古性と脇本が主導権争いをする中、最終HSから捲りに出た菅田を、三谷竜生が直線でとらえて優勝ゴール。三谷竜はG3通算7回目で、地元記念は3回目、昨年に続き大会連覇を達成。2着にもマークの兄・将太が入り、兄弟でのワンツー決着に、地元ファンの大歓声を受けた。

※3日目準決勝レポートはこちら

***************
【最終日12R=S級決勝】
1/三谷竜生(S1・奈良101期)
2/守澤太志(S1・秋田96期)
3/古性優作(SS・大阪100期)
4/菅田壱道(S1・宮城91期)
5/脇本雄太(SS・福井94期)
6/松岡健介(S2・兵庫87期)
7/南修二(S1・大阪88期)
8/三谷将太(S1・奈良92期)
9/東口善朋(S1・和歌山85期)

【レース展開】
奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級決勝打鐘手前2コーナー

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級決勝打最終HS

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級決勝最終1センター

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級決勝最終BS

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3S級決勝ゴール

誘導以下、3古性-7南-6松岡、1三谷竜-8三谷将、4菅田-2守澤、5脇本-9東口で周回。まず脇本が赤板過ぎにスパートすると、前受けの古性は突っ張って、打鐘から両者の主導権争いに発展。脇本も粘るが、古性マークの南もけん制。古性が先行も、脇本がけん制で後退した最終2コーナー過ぎ、脚をためていた菅田が捲りを打つ。さらに三谷竜生も、その仕掛けに続き、最終BSから捲りで迫る。最終2センターで菅田、三谷竜が古性をとらえて直線に向くと、三谷竜が菅田との捲り合戦を制して、優勝のゴール。三谷竜を追った三谷将が2着で地元両者のワンツー。3着に菅田が入線した。

【最終日12R=奈良競輪G3決勝】
2車単1-8 3,790円(11番人気)
3連単1-8-4 65,070円(148番人気)
決まり手:捲り-マーク

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3優勝の三谷竜生
優勝/三谷竜生(S1・奈良101期)
今回戦績:特3・二2・準2・決1
次走出場予定:未定

前走の全日本選抜競輪で調子が良くなかったので、不安な気持ちの地元記念でしたが、日に日に良くなってきた感じがありました。
近畿別線で力勝負になって、古性(優作)君と脇本(雄太)君が気迫あるレースをしたことで、チャンスができたかなと思います。レースは、1番車だったので、前中団からスタートできたらいいなと思っていました。打鐘くらいで一気にレースが動くと思っていたし、古性君が仕掛けなかったら、中団から思いきり仕掛けようと思っていたので、レースの流れにしっかり対応できたと思います。
(最終HSは)体が勝手に動いた感じで、自然に(菅田壱道の仕掛けに)スイッチでき、(最終BSでは)そのままその上を捲れたので、最後はいい調子で踏めたと思います。最終4コーナーを過ぎて、菅田(壱道)さんを越えた時に、(1着に)行けた感じがありました。
兄弟ワンツーは、本当に嬉しいですね。兄からは、「やったな」と。落車が続き、思うように練習ができなくて、調子を崩してしまいましたが、奈良記念に向けて、しっかり練習をしてきて優勝することができたので、またしっかり頑張りたいと思います。
また、ダービーや高松宮記念杯を見据えて練習も頑張っていきたいです。

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3優勝の三谷竜生

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3優勝の三谷竜生(右)と2着の三谷将太(左)

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3優勝の三谷竜生

奈良競輪令和6年能登半島地震復興支援競輪開設73周年記念春日賞争覇戦G3優勝の三谷竜生(右)と2着の三谷将太(左)

***************
\奈良G3(最終日)注目選手ピックアップ/

【最終日8R=S級特選】
藤井侑吾
「戦法の幅を広げたい」
1着/藤井侑吾(S2・愛知115期)

今日は前受けから、自分の行けるところでシンプルにいこうと思っていました。(打鐘手前で)無理やり行きましたが、踏んだ感じは、モコモコしていました。もっとスピードに乗せられたら、楽に前に出られるのですが…。脚力は、上がっている感じがありますが、組み立てやタイミングをしっかりやっていけば、特別競輪でもやっていけると思います。まずは、記念の準決勝で失敗しているので、F1をもっと優勝したいです。得意なカマシが多くなっているので、これからは突っ張りを見せたり、戦法の幅を広げられるようにしたいと思います。

ページの先頭へ

メニューを開く